(第3話、e-bikeを運ぶ)ツールドおきなわ本島1周サイクリング、e-bikeで参加したら実際どうよ?
さて、e-bikeは、自前の愛車を運ぶのか?、それとも沖縄で借りるのか?
私は自前の愛車e-bike3号機(スペシャライズド)を持ち込むことにしました。その理由ですが、
①本島1周の1日目の標高差は、およそ2,500m。予備バッテリーが必要。
➁激坂が控えているので、乗車ポジションが出ているマイバイクでないと疲れる。
です。
また、レンタルしたe-bikeが電欠になる恐れはあるの?
スポーツ自転車のレンタルを展開する沖縄輪業さんに聞いたところ、
「いや~、やんばる1周だと、さすがに厳しいでしょう。」
「仮に電欠になっても、予備のバッテリーを補給するサービスはありません。」
ということでした。
沖縄輪業社のe-bikeのレンタルはこちら
よって、自前のe-bike3号機を持っていくことにしました。
その運搬ですが、大容量のリチウムイオン電池のために飛行機輪行は不可能。機内持ち込みの制限に引っかかります。
ANAの注意書きはこちらに
『リチウム金属電池はリチウム含有量が2gを超えるもの、またはリチウムイオン電池はワット時定格量が160Whを超えるものは機内持ち込み・お預けともにできません。』
そこで、鹿児島からのフェリーで沖縄に向かうことにしました。
昔からあこがれていた、南の海のクルージング。ワクワクします。そして、このフェリー、具合のいいことに、名護に近い本部(もとぶ)港に寄港するんです。名護~本部は路線バスで約30分。元気のいい人ならば自走だって可能。これは大会参加に便利です。
早速、フェリーの運航状況を調べます。
マルエーとマリックスの2社が、毎日交互に就航しています。2024年のツールドおきなわの日程で見ると、行きの11月7日(木)がマルエーの波之上丸の就航日。帰りが同じマルエーのあけぼの丸の就航日です。
マルエーフェリーの詳しいことはこちら
行きは、鹿児島港を18時出航。夜通し航海して翌朝に奄美大島に寄港。以下、徳之島、沖永良部島、与論島と寄港して、沖縄の本部港に16時40分着。帰りは、本部港を9時20分に出港して、翌朝8時30分に鹿児島港着です。乗船時間はおよそ21時間!!。船内で3回食事をすることになります。本格的なクルーズじゃん。自転車は輪行状態なら、車両代や手荷物代は不要。あら、ラッキー。
船室は、安い方から、2等、2等寝台、1等、特等とあります。1等と特等は個室ですが、部屋定員が2~4人。一人でも利用できますが、貸切料金が上乗せされて、4万円~。無理だ~。
よって、一人旅だと、雑魚寝の2等か、2段ベッドの2等寝台になります。ここで、フェリー旅の達人に相談すると「乗船時間が長いから、少しでもプライバシーの保てる寝台が良い。雑魚寝だと周囲が気になって、身体が休まらない。」とのアドバイス。ならば、そうしましょう。
フェリーの予約は乗船日の1か月前からなので、その日に早速予約しました。
予約はネットからできますが、2等だけです。特等や1等を希望する人は、予約センターに直接電話で予約します。ここ、ちょっとアナログです。
波之上丸には、2等寝台(個室)というのがあったので、こちらをネットで予約。22,000円。実際乗ったら、狭いながらも本当に個室で、落ち着きました。
あけぼの丸にはそれがなく、2段ベッドです。17,000円。達人曰く、「早く申し込まないと下段が取れない恐れがある。上段は上り下りが大変で、特に揺れにひどい日には苦労する。」ということなので、予約開始日にキッチリ取りました。
フェリーが決まれば、次は、鹿児島までの新幹線の予約です。ポイントは、なるべく関西の駅で九州新幹線に乗り換える、です。なぜか?、それは、九州新幹線のシートが断然座り心地良いから。東海道新幹線は横5人掛けでクッションも薄っぺらい。窮屈だし、隣の人が気になるし、3時間もすれば、お尻が痛くなってきます。
しか~し、九州新幹線は普通車でも横4人掛け。幅広くクッションも上等です。まるでグリーン車のようです。乗り心地に雲泥の差。
よって、おすすめは、新神戸駅での乗り換えです。新神戸通過の列車だと岡山駅がいいです。同じホームでの乗り換えなので、輪行袋を担いで階段の上り下りがありません。鹿児島中央駅に16時30分までに到着する列車を予約します。それは、駅前からフェリー乗り場直通のバスが16時30分に発車するからです。バスはこの1本だけで190円。バスに乗らない場合は、駅前からタクシーで約1,500円です。(以上、続く)