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【黄河源流シリーズ#017】西寧市≪雨・最低気温9度・標高2300m≫走行距離32.6km

2011年06月25日 日記 /

うわ。また寝坊だ・・・。
最近、目覚まし時計と寝ぼけながら戦っている。
鳴り続ける目覚ましをひたすら布団を被って無視し続けると、
やがて目覚まし君も諦めてくれる。

そして至福の二度寝が始まるのだが、
暫くして目が覚めた時にいつも後悔・・・。

今日二度寝から覚めたのは10:00前。
外はどんより曇っている。

まずいなぁ・・・雨降るかも。

バタバタと支度をして旅館を飛び出すが、あまりの寒さに長袖に着替える。
暫く走ると体も温まり、順調なペースで進む。
が、しかし! ポツリと雨が降り出してしまった!

屋根のある場所までと、ペースを上げる。
運良くガソリンスタンドの廃墟が見つかり、雨装備に切り替えた。
その間にも雨は強まり、風まで強くなってきてしまった。

完全防備にしてから雨の中を再び走り出すが、
横を走る車やトラックの水しぶきが容赦なく降りかかる。
とても夏とは思えない気温。

そう。ここは標高2000mを超えた高地。

雨の日に走ると気力が萎えてしまう。
色々な言い訳を思いついては、今日の行程を切り上げようと考えてしまう。

お昼過ぎには土砂降りになり、
とても顔をあげて走れる状態ではなくなった。

言い訳どころではないなぁ。
マジで危ないので今日の走行は終了することに。

西寧市は、青海省の一番東にある都市。
町に入るとすでに中国ではない雰囲気が

ありあり。
こりゃぁ・・・イスラムだな。

女性はスカーフを頭からかぶり、
男性は縁なしの白い帽子を被っている。
顔つきは堀が深く、鬚を生やしている人が多い。

ともあれ、部屋に入って一休みしている内に、
あれ?やたらと眠いし、頭も痛い。

う~ん。風邪か?
風邪なんて数年ひいていないけどなぁ・・・。

とにかく暫く横になるが、頭痛はひどくなるばかり。
仕方なく、雨の中を夕飯を食べがてら薬局に行き、
頭痛薬と一緒に高山病に効く薬(これは漢方薬)を買った。

夕飯は「回転鍋」(笑)・・・
いや、本当に回転鍋。

鍋のスープが一人分だけホットプレートの上に置かれており、
具材が回転寿司の如く回ってくるのだ。
食べ放題で50元なり。・・・高いなぁ・・・。

ガッツリと食べていたのだが、食べれば食べるほど気持ち悪くなってきた。
原因はスープで使われている化学調味料だった。(味●素みたいなもの)
頭は痛いは、気持ちは悪いは、寒いは・・・。

ダメだこりゃ。寝るべさ。

--
飯高直人 著
『自由の教科書 夢を叶えた人だけが知っている8つの「捨てる技術」』

編集代行:DK.S

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