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Vittoria CORSA PRO TLR 28c
ここ数年は耐パンク防止性能の高いCORSA CONTROLのチューブレスレディーを使ってきましたが、新型のCORSA PRO TLR 28cを使い始めました。
ちなみに体重72㎏の私はフロント4.8bar リア5.0barで乗っています。
ホイール:Campagnolo BORA WTO 33
(インナー幅19㎜をチューブレスレディーで使用)
フレーム:FACTER O2
(V.A.Mではない方。しなやかなレーシングバイク。癖のない乗り味)
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使い始めてからの10日間の間でロードレース(サイクルスポーツ誌主催の最速店長選手権とクラブの恒例ロングライドの「ツールド日本海(TDN)で飯能~日本海までの270㎞のロングライド、といったロードライドの両極端なライドをしてきたのでその印象を書こうと思います。
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レースでは短時間で高強度に走り、ロングライドではその反対で長時間で低強度になるので、それぞれタイヤに求める性能って変わってくるはずなんですが、不思議なことにどちらもゴール後に「このタイヤにしてて良かったな」と感じました。
まず初めにどちらの場面でも乗り心地の良さによる疲労の軽減を感じ、次にレスポンスの素晴らしさも共通していました。
ただ、この「乗り心地の良さ」と「レスポンスの良さ」って相反する要素になりがちだと思うんですが、ちゃんと両立されていました。
どうやらコットンケーシングによるしなやかさという部分では先代CORSAと同じケーシングのようですが、トレッドのコンパウンドとケーシングを一体成型するという新しい製造技術を導入したことがその要因になっているようです。
例えば先日のレースでの加速時は40㎞/hの平均巡行速度から一気に50㎞/hまで上げるような場面が何回かありましたが、そういった際ってひと踏み目の入力時に一瞬の「溜め」を感じるものですが、その「溜め」を感じる間も無く加速したと感じました。この性能はまさに脚を削られないための大きな要素ですので、おかげでロードレース向けの練習を日頃していない私なのにメイン集団から遅れることなくレースを終えることが出来たのでした。
また、ロングライドでは疲労の軽減は言うまでもなく素晴らしいかったのですが、それ以上に感じたのは下りでの楽しさでした。
国道最高地点である2174mの渋峠から湯田中方面へ27㎞で1600mほど下るのですが、その途中では最高速度70㎞/hを超える直線といくつものヘアピンコーナーが連続して現れ、ところどころ舗装の路面が荒れていて気の抜けない峠道です。
ハードなブレーキにケーシングもコンパウンドも破綻することなく路面を捉えている安心感があり、その感覚が掴みやすいので、ついついブレーキングのタイミングを遅らせて楽しんじゃいました。
コーナーに入ってからもヨレる事なく路面に対して適切な変形をすることと、定評のあるグラフィン+シリカのコンパウンドでしっかりグリップしているので安心でした。
安全性が高いからこそメリハリのある走りで下りを楽しむことが出来るんですよね。
良いことばかり並べてしまいましたが、何か問題点を挙げるとしたらカラーバリエーションがスキンサイドしかないので選択肢が無いってことくらいですかね??(僕のバイクには似合うと思っているので問題ではないのですが)
1本¥13.900-という金額もライバルと数百円の差しかないので問題とは言えませんし。
と言う事で、乗り心地、レスポンス、グリップ力、軽量性と言った性能が最高レベルでバランス良く作られたタイヤで、レースもロングツーリングもどちらも妥協する事なく使える素晴らしいタイヤです。
ご用命お待ちしています🙇♂️
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