サイボウズ式とわたし「小さな想いとご縁から、サイボウズ式第2編集部で活動して感じたこと。」
こんにちは、サイボウズ式第2編集部員のゾラです。
サイボウズ式第2編集部は、「新しい価値を生み出すチームと働き方を考え、実践する」コミュニティです。
今回はサイボウズ式と第2編集部との出会い、コミュニティに所属して考えたことについて書いていきます。
簡単に自己紹介
私は普段、東京のとあるアパレル企業で生産管理をしています。
チームメンバーは、私を含めて4名と少ないながら部署の責任者としてプレイングマネージャーの役割を担っています。(最初は6名でした。世知辛い世の中です。)
サイボウズ式第2編集部では、主に「サイボウズ式第2編集部ラジオ」という音声コンテンツの作成を中心として活動をしています。
(noteはもちろん、Apple Podcast や Spotify でも配信しているので、もし興味をお持ちの方はこの長文を読み終えた後に是非ご視聴あれ。)
サイボウズ式との出会い
私が初めて読んだサイボウズ式の記事は「ブロガーズ・コラム」でした。
サイボウズ株式会社の存在は知っていたものの、サイボウズ式については全く知らない状態で、ハフィントンポストに転載されたものだったと記憶しています。
当時の私はチームで働くことに行き詰まりを感じて、悩むことが多い時期でした。他人に仕事をふるよりも自分でやったほうが確実で早い。スラムダンクでいうと山王工業の沢北のような、個人主義の人間だったと思います。
そんな時に読んだサイボウズ式の記事をきっかけに、自分の考えが間違っているのかもしれないと考えるようになりました。
「サイボウズ式Meetup」への参加が転機だった。
転機は2017年。
数カ月ぶりにサイボウズ式のサイトを訪れた時に、「サイボウズ式Meetup」の存在を知りました。
第2回Meetup のイベントレポ記事だったと記憶しています。「サイボウズ式はこんな面白そうなイベントも開催していたんだ!」と驚いたと同時に、参加応募すらできなかったことを悔しく感じました。
そこからは最低でも週に1回、サイボウズ式ウェブサイト最下部の「お知らせ」を欠かさず見て、Meetupの開催がないかをチェックする日々。
そんなある日、「第3回サイボウズ式Meetup 」の開催をお知らせをみて、迷うことなく応募しました。
参加条件の「35歳までの若手社員」を見た時、アラフォーじゃなくて良かったと心底思いました。
イベントの内容より「IT企業、しかもサイボウズのオフィスが見られる。」そんなミーハーな気持ちの方が大きかったのは今だから言えることです(笑)
そのイベントの終わりに、サイボウズ式編集部の方から年末に忘年会Meetupの開催を予定しているというお知らせを聞き、次回も万難を排して参加することを決意。
結果として忘年会Meetupにとどまらず、3回連続でサイボウズ式Meetupに参加する、”ヤバい”やつになりました。
「Twitter DM」の衝撃。
サイボウズ式Meetupに3回参加したものの、日々の生活に大きな変化はありませんでした。仕事で変革を起こすということもありません。ただ淡々と流れていく毎日の繰り返し。
Meetupの懇親会でサイボウズ式編集部の人たち(サイボウズの社員、インターン生)と話したことがきっかけで、「こんな素敵な人たちが運営しているサイボウズ式に、なにか貢献できることがあればいいな」と、ぼんやり考える程度でした。
2018年2月9日、いつものように会社で働いていると、突然TwitterからDMの通知が来ました。
「珍しいな。こんなフォロワー100人もいかない泡沫アカウントにDMとは。どこの物好きだ?」
誰からのDMなのかを見ないままアプリを開き、我が目を疑いました。
「サイボウズ式編集部の人からDM!?物好きとか思ってごめん!」
内容は、サイボウズ式で読者と一緒にコミュニティを作ろうと思っているから、私に参加してほしいというお誘いでした。
『私は思わず、仕事中で周囲に同僚がいるのもはばからず席を立ち、両手を高く挙げ、「よっしゃあああ!きたぁあああ!」と声を上げました。』
……なんてことはできないので、声を上げて喜びたい気持ちを必死に抑え、平静を装いながら仕事を続けました。
頭の中は、早く「参加します!」と返信したい一心のみ。
気を落ち着かせて仕事を終え、山手線に揺られながら返信を送り、周囲を仕事帰りのおっさんに囲まれながら、得もいわれぬ達成感に包まれました。
あれは達成感と言うよりおっさんの熱だったのかもしれませんが、そんなことはどうでも良いのです。
参加するにあたっての不安と、好奇心の戦い。
第2編集部への参加を承諾することに、一抹の不安もありました。
IT関係でも、メディア関係でもないただのアパレル企業勤めの会社員に、何ができるというのだろうか。記事やイベントの企画も未経験で、文章も上手くない。貢献するどころかたくさん恥をかいて、何もできないまま戦力外通告となるかもしれない。
しかし好奇心が不安に打ち克ち、参加に踏み切りました。
あの時、2度とはこないチャンスに思いきって飛び込んでみようという好奇心のおかげで、今第2編集部として活動することができています。
恥をかくくらい、大したことではありません。
好奇心が抑えられないなら、挑戦してみるべきだと思います。
(ギャンブル等生活を破綻させる恐れがあるものは推奨しません。)
第2編集部のいいところを考えてみた。
サイボウズ式第2編集部では、行動しやすい環境がありますが、みんながみんな活発に活動しなくても問題ありません。
むしろ、ROM専もOKです。「自分のペースで無理せず、かかわれる」というのは、とても大きな魅力だと個人的に強く思います。
なにかやりたいことや気になったこと、議論したいことがあれば気軽に発言できます。そこで共通しているのは誰一人頭ごなしに批判や否定をしないこと。
どんなお題もみんなが一度受け入れてくれて、反対意見も交えて本音で議論ができる。そんな空気があるため、誰でも発言しやすいです。
”考える”だけでなく、”実践する”。
そんなコミュニティだと思っていますし、これからもそうあり続けてほしいと願っています。
社外のコミュニティに所属して思うこと。
「コミュニティやオンラインサロンが流行っているみたいだけど、中でどんな話をしているのか見えないし、意識高い人たちの集まりなんでしょ」
これが、オンラインサロンやコミュニティに対する世間一般の反応かもしれません。
かくいう自分も、コミュニティブームやTwitterで話題になるオンラインサロンをまったく知らない状態でサ式に参加したため、コミュニティというものに対して若干懐疑的でした。
私がサイボウズ式第2編集部にお誘いいただいて早1年が経とうとしています。この1年を振り返って思うことは、「社外のコミュニティに参加するの面白いからやってみたほうが良い!」。これに尽きます。
ただし参加する場合は、どんな人がいるか、中の雰囲気はどんな感じかをできるだけ調べるべきだとも感じます。
コミュニティ活動が、本業に良い影響を生む。
サイボウズ式第2編集部に所属してから、これまで出逢ったことのない業界や職種の人達と関わる機会が増えました。
イベントの企画や運営をしたり、はたまた単純な飲み会を開催したり。
コミュニティ活動でサイボウズ、そしてサイボウズ式の文化に触れることで、本業においても良い影響が出ています。
情報共有ができていなかったことを反省し、社内全体での情報共有を呼びかけ行動をしています。
今はまだ、日々あったことを日報的に全員にメールで送る程度の小さなことですが、間違いなくチームも社内もいい方向に変わってきていると言えます。いずれはkintoneのようなグループウェア、いえ、kintoneの導入を目指しています。
行き着くところは、「サイボウズ式を盛り上げたい、貢献したい」
自分の本業に良い影響を生み、新たな知識や経験を得られる。
良いことばかりだという反面、申し訳無いと思うこともあります。
コミュニティにお誘いいただく前にぼんやりと考えていた、「サイボウズ式に貢献したい」。これがあまりできていると思えない。
初心を忘れて、惰性になってしまっているのではないか。
この文章を書きながら、自分の一番大切にしたい想いを再確認しました。
「いつまで所属してよいのだろうか」と考えることはある。せめて、やりきったと思えるまでは。
立ち上げの際に声をかけていただき、1年近く所属していますが「いつまで所属してよいのだろうか」と考える時もあります。
「古参がドヤるようになったら、コミュニティは終わり」という話も最近は聞きます。
それでも、私は一つのボーダーラインとして、自分が「やりきった!」と思えるまでは絶対に活動しようと考えています。
サイボウズ式の記事やイベントを企画すること。
サイボウズ式では取り組まれていなかった音声・動画を活用したコンテンツに挑戦すること。
サイボウズ式第2編集部のウェブサイトを作ること。
スキルや経験を持っていないことばかりですが、できる限り挑戦したい。
これからも、「このコミュニティにいるからこそ、やりたい!」と思えることは増えるでしょう。
本業やその他の私生活で、積極的に活動できない時期があるかもしれません。その時は少しお休みすることがあると思います。
最後に。
自分は本当に運が良かったと思っています。
偶然にもサイボウズ式の存在を知り、サイボウズ式Meetupの参加応募に当選。懇親会で編集部の方とお話して、Twitterをやっていたことで存在を覚えていてもらえた。この幸運に感謝しています。
持ち上げるようなことばかりかくと嘘くさく見えてしまうのですが、真実だから仕方ありません。どこかの名探偵も言っていました、真実はいつも一つだと。
「サイボウズ式を盛り上げたい」と活動することが、自然と自分のスキルや経験につながると信じて、「やりきった!」と胸を張って言えるまで、サイボウズ式第2編集部での活動をこれからも楽しんでいこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!