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サイボウズの製品開発を加速させるために!新しいデザイン組織体制の紹介
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '24 (Design Stage) DAY 1の記事です。
突然のご報告となりますが、サイボウズのプロダクトデザインを担うデザイン組織が新しくなりました!
サイボウズの開発本部では2022年の秋ごろからマネジメント体制の見直しや組織改変があり、この度、皆さんにご報告できるタイミングとなったため、noteでお伝えする運びとなりました。
今回のマネジメント体制の見直しと組織改変により、今までサイボウズのプロダクトデザインとリサーチ活動を担っていたサイボウズ デザイン&リサーチ(以下D&Rと表記)は解散し、新しいデザイン組織体制となりました。
この記事をご覧になっている方の中には、今後の体制は?製品開発におけるデザインやリサーチの取組みはどうなるの?など、気になっている方もいらっしゃると思います。
そんな方へ向けて、新しいデザイン組織体制になった理由と、具体的な体制について紹介していきます!
🤔なぜ新しいデザイン組織体制になったの?
ここでは新しいデザイン組織体制になった経緯をD&Rの成り立ちと体制を交えてお伝えしたいと思います。
もともとD&Rはサイボウズの開発本部内にある一つのチームとして、製品開発にデザインやリサーチ活動を浸透させることを目的に発足しました。
プロダクトデザイナーやUXリサーチャーはD&Rに所属しながら各製品チームを兼務しており、デザイン組織としてはハブ&スポークと呼ばれる体制で活動をしていました。
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ハブ&スポークとは?
デザイン組織には、インハウスエージェンシーのように各製品チームからの要請に合わせて活動を行うハブ型(集権的社内サービス型)と、各製品チームにメンバーが所属して活動するスポーク型(分権的埋め込み型)があり、ハブ&スポーク(集権的パートナーシップ)はその両方の型のいい点を取り入れた体制です。
ハブ型(集権的社内サービス型)のメリット
・UXの一貫性を促進
・作業効率がよい
スポーク型(分権的埋め込み型)のメリット
・反復型開発が迅速に実行できる
・チームメンバーとして迎えられる
・権限を与えられ責任感が強まる。
サイボウズの開発本部にはD&Rの他にも様々なチームが活動しており、近年ではメンバーも増えて活動の幅も広がって来ました。それにあわせてマネジメント体制や組織の形もアップデートする必要性が高まり、この度、開発本部のマネジメント体制の見直しと組織改編が行われました。詳細は本記事では割愛しますが、気になる方はこちらの記事をご覧ください。
今回の見直しと組織改変では「製品開発を加速させる」「評価やキャリア支援を現場に寄り添った形にする」という点が強化されることになり、プロダクトデザイナーは各製品チームに専属して活動していく体制になり、UXリサーチャーは新たにチームをつくることとなりました。
デザイン組織的な視点で見ると、プロダクトデザイナーが各製品チームで活動していくスポーク型(分権的埋め込み型)のデザイン組織体制になった形となります。
世界的に見るとMicrosoft、Apple、Amazonなどのデザイン組織もハブ重視型になったり、スポーク重視型になったり周期的に変動しているそうなので、今後サイボウズでも周期的に体制が変わるかもしれません。
この組織体制の変更によりD&Rは解散しましたが、サイボウズの製品開発におけるデザイン組織は変わらずあり続けます!ここからは新しいデザイン組織体制を紹介していきたいと思います。
🏢新しいデザイン組織体制
サイボウズの開発本部の体制も交えて新しいデザイン組織体制についてご紹介したいと思います。
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この度、開発本部には3つの事業ラインと呼ばれるものが設けられました。事業ラインとは、開発の目的ごとに分かれたまとまりです。
kintoneプラットフォーム開発ラインは、その名の通りkintone開発が目的のラインです。グループウェアコンポーネント開発ラインはGaroonやサイボウズOffice、メールワイズなどの製品開発を担います。開発支援機能ラインは開発本部内のあらゆる組織を支援する役割を担っています。この3つの事業ラインの中に様々な部が集まり製品開発を行う体制になりました。
デザイン組織としては、kintoneプラットフォーム開発ラインとグループウェアコンポーネント開発ラインの中にプロダクトデザイン部が、開発支援機能ラインにリサーチ支援部ができました。さらに、事業ラインを横断してプロダクトデザインの戦略を考えるプロダクトデザイン戦略部が誕生しました。
👍これからも力を入れること
新しいデザイン組織体制になりましたが、今までと変わらず力を入れることを紹介したいと思います!
1.プロダクトデザイン、リサーチで製品開発に貢献します!
プロダクトデザイナーが各製品チーム専属になったので、開発メンバーと密に連携して製品開発に取り組んでいきます。また、リサーチ支援部のUXリサーチャーとも連携して開発を進めていきます。
2.noteで情報発信をしていきます!
新しい組織体制に合わせて、本アカウントの名称もCybozu Product Designに変更しました。今後はサイボウズのプロダクトデザインに関わる活動について広く発信していきます。人やチームが見えて、サイボウズのプロダクトデザイン活動面白そうだぞと思ってもらえるような情報を発信していく予定なので、お楽しみに!
3.採用・育成に力を入れます!
製品開発においてプロダクトデザイナーやUXリサーチャーは重要な人材です。サイボウズでは引き続き採用を強化しています。最近では「デザインテクノロジスト」というデザイナーとエンジニアの橋渡しをする職種の募集も始めました。
育成に関してもD&Rで得た知見を各製品チームに持ち帰り、より良い形へ進化させていきます!
興味のある方はぜひ募集要項をご覧ください👇
🔥「チームワークあふれる社会を創る」を目指して、サイボウズのプロダクトデザインを行っていきます!
新しいデザイン組織体制のもと、サイボウズの理念である「チームワークあふれる社会を創る」を実現するために、これからもデザイン活動を行なっていきますので、よろしくお願いします!