「プロダクトデザイナー1年目の思い出」/とある製品のデザイナー&リサーチャー小話 in Cybozu
こんにちは。CybozuでGaroonという製品を担当しているデザイン&リサーチチームです。今の自分達のチームにあったサイズ感で定期的に情報発信できないか考え、サクッと読める「小話」という感じで投稿しています🙂
河内山:
3月でNiaちゃんが「プロダクト」デザイナーになって祝1年だったので、今回はぜひ1年を振り返って思い出に残ったこと3つぐらい話してもらいたいなと思ってます。プロダクトデザイナー1年目は唯一無二ですし。小話企画なので、今思いついたことで全然大丈夫です!
思い出1:はじめての担当プロジェクト
Nia:
1つ目は初めての私がメイン担当のプロジェクトが始まったことでしょうか。このプロジェクトは私の中では突然決まって予期せぬタイミングで始まったような印象でした。まだまだGaroonのことを勉強している中での新しいプロジェクトだったので、新たな分野の挑戦という感じです。
河内山:
そのプロジェクトのことは以前のnoteで話した件ですよね。
白石:
そのプロジェクトでNiaちゃんは初めてメインのデザイナーとして参加していて、多分本人も気づいていると思うんだけど、製品に対する思いとかデザイナーとしての振る舞いが、これまでとは随分変わったというか、ギアが上がったのではと思います。そのプロジェクトはNiaちゃんの転機になったんじゃないかなって、思いました。
Nia:
白石さんに言っていただいて気がつきましたが、初めて自分でプロジェクトを動かしているんだなと思いました。現在は、河内山さんがいて、習いながらデザインをしていますが、このプロジェクトだと自分担当の部分があるので、その部分に関しては自分の意思で決定しています。なので、いつも以上にどきどきします!ですが、1人のデザイナーとして任されているので、すごくやりがいは感じますね。
河内山:
いいですね。こういう経験の積み重ねでデザイナーとして独り立ちして行くんだなって思います。
思い出2:「デザイン」の幅の広さ
Nia:
この1年を通して、製品のデザインをしていく中で、情報や環境がとても大切だなと感じています。情報がなければ必要なデザインはできませんし、色々な役割のメンバーがいる環境がなければ良いアウトプットはできないと感じます。たくさんのものを吸収し、視点を増やすことでより良いものが作れるんだなということをとても実感した一年でした。
河内山:
これはFigmaでUIを作り込むような手を動かす作業以外にもたくさん大事な気づきがあったということですか?
Nia:
はい。例えばUIを構成する要素として、文言もデザインの1つですごく大切だなと思っています。また、デザインそのものを決定するまでのUTやヒアリングもすごく大切だなとこの1年で学びました。デザイナーなのでどうしてもデザインばかりを考えがちですが、製品の開発を通して、色々な切り口や気づきが本当に多く、デザイナー自身も開発プロセスにきちんと参加することはすごく大切だなと思いました。色々なものを掛け合わせることでより良いものができていきますよね。
白石:
Niaちゃんは、グラフィックだけじゃなくて、言葉や体験も込みでデザインを考えてくれますよね。それはきっと、様々な専門知識を持ったメンバーとの協業がポジティブに作用しているからなんじゃないかな。やっぱりチームワークが大事ですよね!
Nia:
そうですね!チームワークがあることでより良い製品になりますよね!
思い出3:ネクストアクション決めが大切
Nia:
デザイナーとして働く上ですごく大切だなと感じたことは、議論などをする上で、次どうするかの「ネクストアクション」を決めることだと思います。「ネクストアクション」があやふやな状態だと、次どうするのかや、誰がボールを持っているのかもわからなくなります。また、その状態が続くとプロジェクトの進行が止まり、何も変化がないままになってしまうので、常に「ネクストアクション」は意識するようにしています。会議の最後などにも「ネクストアクションはどうしますか」と言うようにしています。
河内山:
Niaちゃんがこれをあげてくれたことがとてもとても嬉しいです😌
白石:
メンバーが何をどこまで合意したのかを明らかにして、次に何をするのかを決めることってとても重要ですよね。リサーチでもネクストアクション決めはとても大切にしていて、リサーチ後の振り返り会では見つかった課題に対してのネクストアクションを常に決めています。家に帰るまでが遠足です、みたいな。私もNiaちゃんがネクストアクション決めがデザインをする上で大切と言ってくれて、とても嬉しく思いました。
河内山:
ネクストアクション決めや納期の話はプロジェクトマネージメントの要素が強いと思っていて、Niaちゃんもデザイン作業だけでなく、全体の進行とかにも視野が広がってきた実感がありますね。
Nia:
Garoonチームの配属になってまだ1年ですが、まだまだできないことがたくさんあります。ですが、毎日気づきが多く、学びもたくさんあります。もっと頑張っていきたい点としては、先をみて動くことができていないので、今年はそこを意識して、プロジェクトを進めていきたいです。またもっとたくさんのことを自分ごととして捉えて頑張っていきたいです。
河内山:
ほぼ準備なしだったのですが、いい感じで3つ上げてくれましたね!2年目も更なる活躍期待してます✨
白石:
来年も振り返りましょう。Niaちゃんの成長が楽しみ
Nia:
はい!たくさんご迷惑をおかけすると思いますが、2年目も頑張っていきたいです!
(終)
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