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文化の違いを活かしながらデザイナーになる #CybozuDesignPodcast #22
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オープニング(00:00)
Nia/皆さんこんにちは。デザイナーのNiaです。この番組は、サイボウズデザイン&リサーチグループのメンバーが日々の活動や取り組みを、雑談形式で紹介するコンテンツです。デザイン・リサーチ・アクセシビリティを軸に、サイボウズデザイン&リサーチグループの今をお届けしつつ、メンバーの人柄やチームの雰囲気をお伝えします。今回は久々の収録で少々緊張していますが、本日も楽しんでいきます!よろしくお願いします。
Nia/今回はですね、デザイン&リサーチチーム新メンバー紹介です。ポッドキャストに初登場のSamさんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
Sam/よろしくお願いします。
Nia/それではいきなりなんですけど、Samさん、自己紹介の方をお願いします。
Sam/はい!サイボウズ新卒1年目のデザイナーSamです。
台湾出身で、大学で社会科学を勉強して、卒業したら日本に来て、桑沢デザイン研究所という専門学校でビジュアルデザインを勉強して、サイボウズに入りました。今は猫のタンパオくんと一緒に東京に暮らしています。
(拍手)
Nia/Samさんの自己紹介、ありがとうございます。台湾出身なんですもんね。
Sam/台湾出身です。
学生時代について(01:32)
Nia/学生時代のちょっとお話をお聞きしたいなと思うんですけど、さっき社会科学って言っていらっしゃったじゃないですか。どういった内容なんですか。社会科学。
Sam/自分の専攻、具体的な専攻としては、国際関係ですね。国際関係、具体的に、正直何を勉強したのかちょっと忘れました(笑)忘れたんですけど、統計学とか、あと比較政府、政府の制度を比較する学問とか、いっぱいそこを勉強しました。
Nia/統計学、私もやりました統計学。そうですよね、社会科学、社会学系の
Sam/そうですね統計が必要という時代になりますね。社会科学には。
Nia/確かに、統計学もやりましたね。なんか懐かしい。でもあんまり覚えてないけど(笑)
Sam/覚えていないんですよね。
Nia/なかなか使う機会があまりないから
Sam/今はないです。
Nia/そこで大学4年間ですか。
Sam/4年間ですね。
Nia/大学行って、でもその社会学をなぜやろうって思ったんですかね。デザインとかではなくて。
Sam/高校からですかね?台湾では、大学に入る前にジケンがあるんですけど
Nia/受験?
Sam/あ、受験があるんですけど、その受験は何か、スコアによって違う大学とか、専攻に行けるような感じですよね。
Nia/っていうことは、みんな同じ試験を受けてそのスコアで行ける大学が決まる。
Sam/そう、そういう感じです。スコアによって行ける場所が違うな感じですけど、そのときのスコアは、自分は数学苦手だったんですので、数学のスコアはやや低めだったんですけど、でも逆に例えば中国語とか、英語とか、社会学が高かったという経緯で、その中に選べる選択肢から政治学、社会科学に一番興味があったなという感じで選びました。
なぜデザインの道へ?(04:20)
Nia/なるほど。で、そっからその社会学の勉強をした後に、そのデザインをやろう。でも社会学では、就職とかせずになんでデザインにしようと思ったんですか。
Sam/そうですね。4年生、3年生から4年生のとき、大学の時に、そんなに自分がこれから何をするのが全然わからなくて、迷いましたな感じで、就職とか、大学院とかも考えましたんですけど、結局自分が政治学に社会科学にどういうふうに取り組んでいきたいとかは全然プランがなくて、悩みましたんですけど、でも勉強以外に大学にいろんなサークルを参加したんですけど、例えば生徒会(学生自治会)も参加したんですけど、その生徒会(学生自治会)は、全然素人だったんですけど、色んなデザイン、色んなイベントがあったんですけど、そのポスターのデザインをやったり、facebookのページがあるんじゃないですか、そこの宣伝のバナーとかを担当させてもらったりしたので、そこからデザインいいなというきっかけになったので、大学の前に実はデザインをデザイナーとしてやっていきたいという思いは全然なかったんですよ。
Nia/大学からやりたいっていうふうに感じて、デザインの道を歩み始めたっていう感じなんですね。
Sam/はい。
Nia/でも、そのデザイン系のことだと、個人的に、台湾、私も前に行くことがあるんですけど、すごい台湾のプロダクトとか、もちろんポスターとかもそうですけど、素敵な物がたくさんあった印象だったんですね。なんかすごい台湾のデザインとても素敵だなというふうに、皆さんセンスがすごくいいなって感じたんですけど、なぜ日本に来てデザインの勉強をしようと思ったんですか。
Sam/個人的な原因になるかもしれないんですけど、大学から、4年の大学から卒業して、次はデザインを勉強しようと決めたときには、もう一度4年の、例えば芸術大学っていうんですか?
Nia/うん、芸術大学とか美大とか。
Sam/うん、美大にもう一度進学するのか、もしくは日本にはそういう専門学校という制度が記事で、ネットの記事で、知りましたので、2年とか3年で学位がもらえるという制度は自分にとって魅力的だなということもありまして、時間的は、一つの原因になっているかなと。
Nia/うんうん
Sam/もう一つの原因としては、さっきNiaも台湾のデザインのことを言っていただいたんですけど、でも教育システム的には台湾人の考えなんですけど、日本の方がもっと、何か、しっかりしたデザイン教育があるという印象だったんですので、日本でデザインを勉強するのがいいなという当時の考えでした。
Nia/なるほど、なるほど。台湾には何か専門学校とかっていう制度はないところなんですか。少ない?ない?
Sam/自分の知った限りには、日本とドイツしかないんですよ、専門学校という制度。
Nia/えー!そうなんだ!コミュニティカレッジは専門学校じゃないのか、また違うのかな?
Sam/多分違います。
Nia/違うんですね。なるほど。専門学校の制度、日本とドイツだけ、ちょっと初めて私今日知りました(笑)
Sam/そう。なので、台湾では実は専門学校という学歴は認めないという現状ですね。そういう制度がないので。
Nia/なるほど、ないからそっか。もし行ったとしても、そういうふうには認められないっていうから日本に来た。
すごいですね、そのきっかけも、何か台湾から日本っていう、気候も違うし文化ももちろん違うわけじゃないですか。なんかそれ結構大変なことじゃなかったですか、台湾から日本に完全に移り住むっていうこと。
Sam/最初は全然快適でした(笑)
Nia/日本の方が住みやすいなって。
Sam/住みやすかったし、当時はデザインにすごくビジュアルデザインにすごく興味があったので、Niaさんが台湾のデザインがいいなと考えのように、日本のデザインめっちゃいいなというキラキラな感じ。で、新しい生活というきっかけもあるので、日本の生活いいなという感じでした。
日本での就職を決意(10:30)
Nia/でもそっか、日本で勉強、デザインの勉強をしていで、その後に一応デザインのスキルは身につけたわけじゃないですか。その研究所で?専門学校で。そこで何か、台湾に戻って就職しようって思ったりはなく、日本に就職した理由、なぜなんですか?日本での就職を決めた理由。
Sam/一つ目の理由はもう、専門学校の学歴の問題がさっき言いましたんですけど、もう一つの理由としては、単純に日本のデザイン業界の仕事が台湾のデザイン業界より多いですね。就職の機会とか、あとは給料もちょっと違いがあるという原因がありますよね。
日本でデザインする上で感じるギャップについて(11:37)
Nia/なるほど、で、それが理由で日本の会社に就職っていう感じなんですね。なるほど。日本のデザインをやっていった中で、なんか想像と違ったとかありますか。
Sam/そうですね、そんなにデザインに直接に関係ないかもしれないんですけど、やっぱり文化によって考え方は全く違うということが気づきましたので、そこを何か自分的には当たり前なことなんですけど、他の人から見るとそうではないという、カルチャーショックというんですかね。
Nia/カルチャーショック。ありますね!
Sam/その部分がすごく、たくさんあって、自分のまだ自分の中にコネクトして、新しいものが生み出したという感じでしたね。
Nia/そのカルチャーショックを通して新しい部分が生み出すって、すごいたくさんありません?思ったよりも何か。
Sam/ありましたね、台湾は、いろんなものがミックスした、ミックスから生まれたものな感じがあるので、そこから台湾人の文化がないなという考えがある人もいて、でも自分的には台湾で色んなもの、色んな文化を取り入れて、また新しいものが生み出したという新しい文化も、自分の文化じゃないですかという今、自分の考えですね。
Nia/なるほど、確かに。新しく生まれてるからそうですよね。その新しく生んだ文化も台湾の方だから、それは台湾の文化を言っていいと思いますね、私は。
Sam/今までは、日本のように長い自分の文化とか歴史のある国が羨ましいなと思いました。
今後やっていきたいこと(13:55)
Nia/思うんですね。それで、今サイボウズに入社したわけじゃないですか、デザイナーとして。Samさんが今後やっていきたいことだったりとか、これが頑張っていきたいみたいなところのお話を聞きたいなと思うんですけど。何かあったりしますか。
Sam/自分的にまずはプロダクトデザイナーとして成長していきたいなと、一番強い思いで、その中に、特に自分は在日外国人ですので、グローバルの視点から製品を取り組んでいきたいなという、感じですねですね
Nia/そうですね。サイボウズもちょうどグローバルに向けて、どんどんどんどん進出している最中、そこはSamさんの本当に強みだから、たくさんプロダクトで活かすこと、グロバール以外でももちろん生かすことができるなって思います。
Sam/そうですね。サイボウズのような、本当にグローバルに真剣に進出している企業だからこそ、外国人としての、外国人ならではの強みが活かせるという魅力が感じて、サイボウズに入ったという一つのきっかけでしたね。
Nia/いいきっかけです。それは本当に。
Nia/ありがとうございました!今回はデザイン&リサーチチーム新メンバー紹介ということでSamさんにごしいただきました。ありがとうございます。
Sam/ありがとうございました。
Nia/はい、文字起こしのテキストは後日、noteにアップする予定です。ぜひ音声と一緒にお楽しみください。そして、Cybozu Design Podcastでは、皆様からのお便りを大募集しております。noteの文字起こし記事にお便りフォームのリンクがあるのでそちらからお願いします。または、TwitterでハッシュタグCybozu Design Podcastとつけて、ツイートしていただければと思います。ハッシュタグのスペルはC_Y_B_O_Z_U_D_E_S_I_G_N_P_O_D_C_A_S_Tです。番組の感想、質問、リクエストなどお待ちしています。それではまた次回のポッドキャストでお会いしましょう。バイバイ!
Sam/バイバイ!
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