メタルギアというゲームについて #12
コナミの代表的なテレビゲームシリーズの一つ、メタルギア。
僕が(勝手に)使わせていただいているアイコンもこちらの作品中に出てくるキャラの画像である(怒られると思う)。
1987年に処女作が出来たそうだが僕が初めて触れたのは、まさにそのMSX2の初期作。小学校2年の時に出会っていて、6つ上の兄貴がイエローサブマリンのワゴンセールで500円6カセットぐらいで買ってきた中にあったという記憶だが、プレイした時期が新作の時なわけで速攻ワゴンセールというのは考えづらいので記憶はあやふやかもしれない。
僕が銃火器(ハンドガンで言うところの、M1911コルトガバメントとかM92FベレッタとかSOCOMピストルとか)を好きになったり詳しくなったきっかけにこのメタルギアがある。
映画も戦争物やアクション物が好きだし、ガスガンやエアーガンなどを買ってサバゲーをやったりということに発展していった。
銃火器の知識だけでなく、かなり無駄な知識も増えていく。無駄というとアレだが、核や遺伝子、人種差別、生物や種族、民間とか軍需などにも詳しくなる。
ゲームの統括をされている小島秀夫(通称:小島監督)さんが映画ネタや自身の過去作品のネタを盛り込んでくるため、展開や台詞、キャラなどがよく練られていて、ニヤニヤポイントもグッと来るシーンも多く、ストーリーとして非常に面白い。またゲーム性も新境地の試みがあり飽きさせない。もちろんその中において当たり外れがあるのだが、総合的には全作品面白いと思う。
後述の作品紹介でこれは駄作だと記載しているものもあるが基本的には面白いというベースの中で点低めというニュアンスで受け取っていただきたい。
ステルスゲームというジャンル自体はテレビゲーム初期から存在はしていたが、認知はされておらずとても革新的だったと思う。メタルギアソリッドを皮切りにアサシンクリードなどなどの隠れながら何かをする「ステルスゲーム」という名称が生まれたのではないかと思う(ハードウェアの革新があって初めてジャンル化されたと思うが)。
確か元々はMSXの容量や性能面で大量の弾や敵を出せず戦争ゲームができなくて逆転の発想、敵と戦うではなく逃げるゲームにしようとなって生まれたとどっかで読んだ覚えがある。
オススメ作品
ゲーム内の西暦順に合わせて紹介。メタルギアソリッドはMGSと省略することにする(以下以外にもあるけれど割愛)。
MGS3 SNAKE EATER(PS2)
MGS PEACE WALKER(PSP)
MGS5 THE PHANTOM PAIN(PS4)
METAL GEAR(MSX2,FC)
METAL GEAR2 SOLID SNAKE(MSX2)
MGS(PS1)
MGS2 SONS OF LIBERTY(PS2)
MGS4 GUN OF THE PATRIOTS(PS3)
厄介なのはハードウェアで今やろうと思ってもPS3が必要である。最後に記述するがPS3が1台あればMGS5以外の作品はプレイ可能である。
プレイするならの順を書くと、
MGS(PS1)
METAL GEAR(MSX2,FC)
METAL GEAR2 SOLID SNAKE(MSX2)
MGS2 SONS OF LIBERTY(PS2)
MGS3 SNAKE EATER(PS2)
MGS4 GUN OF THE PATRIOTS(PS3)
MGS PEACE WALKER(PSP)
MGS5 THE PHANTOM PAIN(PS4)
プレイステーション1で登場したメタルギアソリッド(MGS)をやるのが良い。これが全ての起点である(原点ではない)。
以降は販売順に追いかけるようにやると良いとは思う。僕のようにMSX2のメタルギアからやっても良いが、MGSが作品として最もよく出来ていて、これをやっても面白くないのなら、多分もう面白くはならないのでやらなくていい。
1作品ずつ紹介する。一部のネタバレも伴うが肝心な所は伏せるように書いたつもり。嘘は書いていないが、正確な表現をあえて避けるために誤解されそうな書き方にした点もある。正確性にかけるじゃんか!という文句はわかるが、正確性を重視すると重大なネタバレになりかねないのでご容赦を。
どんな些細な内容もネタバレたくない方はどうぞお帰りください。MGSやってこい。話はそれからだ。
小出しでもいいから情報頂戴、それ次第でやるぜという方は、このままどうぞ。
と言っても上記順ではなく販売順で紹介していく。
メタルギア(METAL GEAR)
僕が小学生時期に触れた初期作。当時は攻略サイトなどもないし攻略本も出るような人気もないため、自力だけでのクリアを求められた。僕がこの作品をクリアできたのは高校2年の時だったと思う。実質10〜11年ぐらいかけてクリアした作品である。そりゃ思い入れあるわ。
小学生、中学生、高校生のいつでも、暇があればやってみるかとちょいちょいプレーしていた。だが、必ず詰まってしまうポイント、「敵のユニフォーム」というアイテムが見つからず、またここだよとプレイ時間約1時間で断念するのが常だった。
プレイ回数は多分相当やっていると思う。今で言うRTA(リアルタイムアタック)のようなプレイスタイルになっていたかと思う。どこの捕虜を助けたら☆があがるのかとか、カードキー2が手に入っても1でここは開くとか、敵の素通りポイント、ボス安置なども把握しており迅速に駆け抜けていた。今やっても、もしかしたら覚えていて全然走れるかもしれない。
結局、敵のユニフォームはビル1の地下にあるという情報だけ。
小学生時代は全くわからず。中学生時代にはビル1の地下の全部の壁を殴りまくってチェックした、はずだった。
高校生時代に過去チェック箇所も全部改めて網羅した結果、ついに隠し部屋を発見することに。過去の自身のチェック能力、詰めの甘さを改めて感じつつ「敵のユニフォームだぁぁああ!!!」と近所迷惑レベルで叫んだのを覚えている。
このアイテムを見つけた後は詰まるところがなくサクッとクリアに至った。
ストーリーとしては、主人公ソリッドスネーク(この時点では新兵)がアウターヘブンという敵基地に潜入してグレイ・フォックスという先輩の救出とメタルギアを破壊しろという命令を受ける。Dr.ペトロヴィッチという博士が作ったメタルギアは動くことなくプラスチック爆弾16個を仕掛けて爆破に成功。最後に登場するラスボスを倒して脱出してクリアとなる。
アウターヘブンという固有名詞は、MGS、MGS2、MGS4、MGS5、MGSPWとほぼ全作品であたかも共通言語のように登場する。またグレイ・フォックスはMG、MG2、MGSで登場する。BIGBOSSに至ってはMGS3、MGS5、MGSPWでは自分が操作する主人公(BIGBOSSもスネークと呼ばれるので紛らわしい)です。Dr.ペトロヴィッチはMG2でも登場。
BIGBOSSとの無線では、最後の方まで進むと「そのトラックに乗れ」と指示してくるので乗るとほぼスタート地点まで戻されたり、「いますぐMSXの電源を切れ」とか言ってくる。この流れはMGS2の雷電と大佐の無線でオマージュされて登場する。
兎にも角にも続く作品のほとんどで関わってくるワードや人物がいるため、最初にやらずとも途中で触れておいたほうがより楽しめる。またレトロゲーの割にかなりよく出来ている。
尚、ファミコン版も存在するが小島監督ご自身が「あれはクソゲー」と名言している(ご本人が関わることなく移植されていたとのこと)。
メタルギア2 ソリッドスネーク(METAL GEAR2 SOLID SNAKE)
副題にソリッドスネークがついている。MSX2以外であればWiiのバーチャルコンソール、PS3のレガシーコレクションというパッケージのどちらかでないとプレイできないのでは?と思う。調べていないがやったことある人は相当少ないと思う。
僕も実はWiiのバーチャルコンソールで触れたのでプレイした時期としては大分遅めである。そしてこの作品は通らなくても後作の話もわかるし面倒であればスキップでも良いかもしれない。
グレイ・フォックスを敬愛してやまない僕としては是非この作品をプレイしてほしいと思う。Dr.ペトロヴィッチがクッソ野郎だったことがわかったり、メタルギアが動く&戦えるし、グレイフォックスとの決闘もあり展開は熱い。MGSでグレイフォックスとの邂逅でがっつりこの展開が再び起こるので知っているとさらに胸アツである。
前作のBIGBOSSの代わりとして出てくる無線先がロイ・キャンベル大佐。この大佐はMGS、MGS2でも無線先として登場する。またミラーというグラサンが出てくるがMGSでもMGSPWでも彼はがっつり登場する。
メタルギアソリッド(MGS)
名作中の名作。これを初期作としてプレイしてもらえれば十分。
ストーリーの冒頭から初期作のオマージュだったり、映画的な台詞回し、無線でのムダ知識など、メタルギア作品シリーズを高評価する基盤がこの作品である。
ゲームとしてはストーリーがとにかく良い。敵が味方になったり、味方が敵だったりと裏切ったり裏切られたりで誰が信用できるのかよくわからなくなる。その中でとある敵は生粋の敵キャラであったりするので、こいつかっけぇやんとなって没入感が高い。最後のスタッフロール後もよくある映画的な展開が待ってるのでお楽しみに。
なお、スピードクリアでの報酬などもあったりRTA的な要素もあり、2021年にさらに大きくタイムを縮める攻略方法がとあるストリーマーの偶然のプレイから開発されたりと、2021年現時点においても攻略勢は大変ご満悦だと思う。
ニヤニヤポイントはそれだけでなく、フルメタルジャケットのとあるシーンとほぼ同じ描写が登場したり、スナイパーウルフの薬の飲み方がレオンのゲイリー・オールドマンと同じだったりと、随所に有名映画のオマージュも楽しめる。
さらには、核兵器や核戦争、クルド人問題、遺伝とDNAなど、いろんな知識がかなり詳しく解説されていて、ナスターシャとナオミとの無線は勉強する気がなくても勝手に覚えられるレベルで良き教材になる。中には専門的過ぎる話で煙に巻かれる無線などもあってクスッと笑えるものがある。メイリンとの無線もことわざが勉強できたりと一石二鳥である。
そして先に書いたMG、MG2で出てくる登場人物のほとんどが、がっつり&ほんのり問わず登場する。知らなくても楽しめるが、知っているとかなり合点が行くことが多く「あーこいつか!」となって、より一層楽しめると思う。
ということで、登場人物として、以下キャラクターは押さえとくべき。
ソリッドスネーク
主人公。ある意味全作品に登場。MGS3、MGSPW、MGS5には似た人間が登場するがそれは後のBIGBOSSである。MGS3やればわかる。ソリッドスネークはそのBIGBOSSのクローンベイビーという設定のためほぼそれである。
スマブラにもプレイアブルキャラとして登場。MGS4は白髪でオールドスネークなんて呼ばれ方をしてるが、MGの時からおっさんではあるのでどうなんだという感じ。
尚、MGSでナスターシャ、MGS2は雷電がプリスキンへ、MGS3ではシギントへダンボールをかぶった状態で無線すると「ダンボール」について超詳しい情報(素材や用途など)を教えてくれたりミニコントが行われたりする。ダンボールをきちんと科学的解説されていたりするのは面白い。
後、出展元忘れたが、ガンダム0083のアナベル・ガトーの演技を見て、スネークにアサインしたという話。
オタコン(ハル・エメリッヒ)
博士でありハッカーである。ストーリー展開によってはヒロイン枠になるというとんでも博士。彼が核に関わる背景や小便を漏らす情けない姿なども含めて愛くるしいキャラである。MGS2、MGS4でも登場しMGS2ではカッコいいお兄ちゃん、MGS4では完璧なアシストとして機能している。
彼がこの作品で残す名言は数々あるが「人も兵器も弱点がなきゃ可愛くないじゃないか」という台詞。多感な時期だった当時「長所・短所どっちもあっていいんだ」とオタコンに心を救われたのを覚えている。
リボルバーオセロット
敵として登場。MGS2,MGS3,MGS4,MGS5,MGSPWとほぼ全作品に様々な形で登場する。右手切られたりして大変な思いもするが、ギャグやポーズ、台詞などからその度に格好よかったり笑わせてもらえたりとかなり特別扱いされている。
彼はMGSでの名言は「ライフがなくなるとゲームオーバーだ。コンティニューはないぞ。言っておくが・・・、連射パッドを使おうなどとは思うなよ」と突然メタなことを言い始める。
ビッグボス
MGS3、MGSPW、MGS5の主人公。MGS5をやるとMG、MG2のラスボスで登場する彼を殺してるのにMGS4で登場してくる理由がよくわかる。
今作品では死んでおり、その遺伝子情報をテロリストが要求するという展開。伝説的な戦士として君臨しており彼の遺伝子情報を使って作られたクローンベイビーが、ソリッドスネークとリキッドスネークという双子。スーパーベイビーメソッドというやり方で本来は8つ子だが優性遺伝子と劣性遺伝子を特別再現させる...と、まぁ深い話はストーリーでどうぞ。勉強になります。
グレイフォックス
MG、MG2で登場。サイボーグ忍者という呼称で登場する。オセロットの右手を切断するものの麻薬漬けにされた副作用から正気を失っている。殴り合いを通じて「これザンジバーランドのアレだ!」とスネークに思い起こさせる。スマブラではお助けキャラとして登場。
「さあ俺を感じさせてくれ!」とか「思い出さないか?このバトル!この肉のぶつかり合い!」とか「ディープスロートとでも名乗っておこう」とかとんでもなくエロスな言葉を発するシーンもありセクシーなキャラである。MG2でスネークに破れた後、様々な人体実験を経て麻薬漬けにされた強化骨格のサイボーグで復活したという流れ。
ラストではリキッドが操作するメタルギアの踏みつけを片手で受け止めたりと強化骨格パネェ!!って思わせるシーンもある。
マスターミラー
MG2で無線先として登場したミラー。MGSPW、MGS5に登場する無線先のカズヒラ・ミラーはこいつです。同一人物です。
尚、声優さんのせいで声が特徴的なのですが、何故スネークは気づかなかったのか?耳いかれてんのか?と思う。
ロイ・キャンベル
無線先。MG2でもMGS2でも登場。MGS2の終盤でバグってプレイステーションの電源を切れとか言い始めるのはMGの終盤のBIGBOSSのオマージュ。
メリル・シルバーバーグ
ヒロイン。MGS4でも登場する。サイコマンティスに操られて自分の脳天をデザートイーグルで撃つものの、ムクリと立ち上がる猛者でもある。恐ろしい子。オセロットとの拷問で諦めるとメリルが死んだ未来(=オタコンがヒロイン化)、耐えきるとメリル生存の正しいストーリーに行く。
1度プレイしてクリア後にも再度プレイすることで。あ、この言い方してたのってそういうことかよとか、こいつの台詞わかって言ってるなとか、ニヤニヤポイントは止まらない。複数回プレイできる作品である。
メタルギアソリッド2 サンズオブリバティ(MGS2)
スネークのタンカー編、雷電のプラント編の2つに分かれている。雷電が初登場。彼はまだ生身。雷電はMGS4にサイボーグとして登場するし、番外編として別作品になるがメタルギアライジングという彼が敵を斬殺しまくるゲームの主人公で登場する(後述)。
突然だがこれは駄作だと思っている。MGS1を☆5とするなら☆2ぐらい。MGS1をやってからやるべき作品でこれをデビュー作にしてはいけない。敵キャラもMGS1ほどキャラが立っておらず魅力が弱い。フォーチュンに至っては戦うことがなく(逃げるだけ)、ファットマンも面倒くさいだけと良いところがない。唯一ヴァンプだけ悪役感を出してるが小物感がひどい。MGS4でもヴァンプは登場するが声変わりするなどかなり残念な仕様にしあがっている。
見どころとしては、スネークがダンボールに対する愛を持て!と叱られる無線がありスネークのダンボール愛および異常性が垣間見れるシーンぐらい。他はあまり見どころは無い。
が、雷電を始め超重要キャラが登場するのでやらずに通れない作品である。さらっとどうぞ。メタルギアレイは、MGS4でもライジングでも出てくることになる。
メタルギアソリッド3 スネークイーター(MGS3)
ビッグボスがまだスネークというコードネームで呼ばれている頃の話。ジャングルからロシアの基地へと潜入先が移り変わっていく。ボスキャラもモブ感とボス感の両方があるようなやつらでキャラ立ちはしっかりしておりザ・ボスという女性が最重要キャラとなる。彼女の行き着くまでの辛酸や心痛、最後の真意の理解が出来たときに号泣すると思う。ザ・ボスはある意味主人公である。
メタルギアソリッド3ではヘビやワニなどの生物情報などにも詳しくなれる。パラメディックやゼロ少佐との無線で相当詳しくなれる。また3はビキニ環礁での核実験の話は彼らが関わったというストーリーになっていて(もちろんフィクション)、そのへんも含めてフヒヒと楽しめる。
カモフラージュという仕組みが実装。着替えによって敵に対して見つかっちゃう度が変わるのだが、タキシードや裸などでボスに無線するとお前正気か?としっかり怒られる。またゼロ少佐にはコーヒーなんて泥だヘイトスピーチを喰らい、パラメディックはきっかけを与えると話が止まらなくなったり、シギントという天才が作り上げた製品がとんでもなくバカだったりと、ある意味お約束のドタバタコメディがある。
また若きオセロットも敵として登場する。アダムスカという本名も聞けるし、MGS4でも登場するエヴァらも登場。さらに若干ネタバレではあるがここのシギントがDARPA局長、パラメディックがクラーク博士と、主要キャラのほとんどがここで若き姿として登場してくる。つまり、そういうことだ。
とあるボスに至っては一定の時間を経過することで寿命という殺し方があるのも奇想天外な攻略法で、最高にウィットに富んでいる。名作。
メタルギアソリッド4 ガンズオブザパトリオット(MGS4)
MGS2の続きとなる。ストーリーはMGSからMGS2、MGS3の伏線全てを回収しており最後のシーンで「なんでお前らがー?」とびっくりする。
ただ最後のそのシーンはMGS3をやっていないと「え?誰?」となってしまって興醒め必死なので絶対MGS1,2,3とやってからこの作品をやるべきである。
興醒めポイントは他にもある。メリルの登場や1の舞台となったシャドーモセス島へ突入したり、オセロットことリキッドの「FOX DIE...」などの台詞なども旧作を知らないと全く楽しめない。
そしてボスが女性4名とかなのだがこれもまたキャラが終わってる。ちっともワクワクしないしモブ感がひどい。実際の女優さんがキャスティングされており何かビジネスの香りもしてしまうのもNG要素。龍が如くのようなスペシャル感があればまだ良かったが、彼女らのその背景はがらんどうで何も感じ取れない(実際模造品みたいな位置付けなので背景無いんだろう)。よって道中のボスは一人も印象に残らないレベル。いたなぁって。
しかし、最後のボス戦だけは別格です。特にメタルギア対決を経てMGSをなぞる殴り合い展開は過去作をやっているからこそという展開・演出が待っている。
まとめると、MGS1、2、3をやっていれば最高に胸アツだが、逆にいうとやっていないとわからない。全ては最後のボス戦に集約されていて今までのストーリーの全伏線回収が楽しい(嬉しい)作品といえる。
実際の潜入していくステージや操作感などはかなりワクワクしたのだが、途中の戦闘や各種ボス戦が残念でゲーム性自体は高いのに途中までが苦痛の作品。
メタルギアソリッド ピースウォーカー(MGS PW)
PSPで搭乗したMGS3の続き。主人公はビッグボス。モンハンのような複数人プレーができる唯一のメタルギア。
ストーリーはあってないような物(いやあるけど)。ストーリーよりはゲーム性のほうが光っていて自分の最強部隊を作る感がある。MGSのマスターミラーことカズヒラ・ミラーが登場。またオセロットも若き姿で登場する。さらには、オタコンの父親ヒューイが登場。ヒューイは屈指のゴミカスキャラでしかも笑えるようなキャラじゃなくて「うわぁこいつむかつくわー」と怒りを覚えるタイプのクソキャラである。パスもある意味そういうキャラ。
ゲームシステムが他作品とは一線を画す物で、ある意味別ゲーと思ったほうがいい。ストーリーよりもみんなでワイワイやれるゲームとして良いバランスになっているが今更これを複数人でやることはないだろう。よってスキップしても良い作品。ビッグボス好きならやるべき。
メタルギアソリッド5 ファントムペイン(MGS5)
唯一ロケットパンチが打てる作品。MGS3、MGSPWの続きとなるビッグボスの話。
EDでメタルギア初期作品につながるアウターヘブンの話が出てきます。MGSだけでなくその前のMGやMG2も含めた、旧作全てを「ああ、なるほど」と納得の行く話につながってフィニッシュする。つまり全作品やっておくべきである。
ゲーム作品としては、映像もさることながら、完成度が高く何度でも出来るようなゲーム性になっている。が、ぶっちゃけ飽きる。しかも結構早く。
ステージの広さの割にTODOが多く、あれもこれもやらないとと義務感、疲労感が募っていき、もうそろそろいいかな...となってしまう。胃もたれ必至。ストーリーだけ追いかければ良い作品だと思っているが、はまれる人はいつまでも出来る作品ともいえる(僕にははまらなかっただけ)。
クワイエットがエロい。ヒューイという相変わらずのクソったれも登場。オセロットももちろん出ます。そしてロケットパンチが打てる(重要)。そういう作品。
プレイ方法
作品は旧ハードがなければできなさそうである。
PS3が現役であれば、以下のパッケージでほぼ全部がプレイできる。
といっても、PS4で発売されているMGS5ファントムペインができないのでPS4も必要となる。多分統一したハードは存在しえないと思うので買うしかないかと思われる。
番外編
雷電を主人公としたメタルギアライジングという作品もついでに紹介。こちらは完全に外伝的な要素。旧作からは雷電のみが登場。他は全キャラが旧作には全く関係ない。ゲーム性もプレイ感も作風も異なっていてメタルギアだと思ってプレイするのは違うと思う。
が、雷電がくっそカッコいいので是非プレイしてほしい。台詞も音楽もかっこいい。
磁石おじさんとの戦いで封じ込めてたジャックが帰ってきて啖呵を切るシーン「見ておけ。これが俺の、戦いだ!」と、
ラスボスへの「スティーブン!!」と叫ぶところから「いざ、参る」への流れはヤバい。心が湧く。
僕にとってのメタルギアとは
小学生から一緒だった友人であり高校時代には夢や希望、無駄な知識をいっぱいもらえた作品です。
ストーリー性は、MGS、MGS3が抜きん出て面白いと思う。
ゲーム性としてはどれも面白いがMGS5が最も色々なことが出来る。MGSPWも似たような形。RTA的なプレイを求めるならMGSやMGS3だと思う。
将来的に、僕もホワイトブラッドと強化骨格で全身をサイボーグ化したいのでらりるれろは速いところなんとかしていただきたいです。麻薬漬けは困るし子供人質にされるのも困るけども、強化骨格の治験あれば是非やりたいです。目のところカシャンカシャンしたいし、左手ロケットパンチにしたいし。
プログラミングする時とか、雷電のように首の根本からケーブルつなげばいいだけとか最高じゃね?
じゃね?
あざした。