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富山の交通施策は、身近にある「バックキャスト」だ。
富山市が現在地域の公共交通機関で使われている独自ICカードに加え、全国共通交通系ICカードへの対応を発表しました。
市交通政策課の担当者は「来県者が北陸新幹線を降りてすぐに路面電車に乗ることができるようハード面だけでなくソフト面でも利便性を向上させ、キャッシュレス化の推進を達成させる」と話す。
この記事で注目すべきは、今回の施策の目的である「来県者が北陸新幹線を降りてすぐに路面電車に乗ることができるよう」を「ハード面だけでなく」とさらりと書いてあるところ。
富山の何がすごいかというと「来県者が北陸新幹線を降りてすぐに路面電車に乗ることができるよう」が、物理的にはすでに実現できていること。 pic.twitter.com/0sjZ5yZUW7
— さいばとしゆき (@cybertrainKMJ) February 22, 2020
富山は路面電車の駅ビル乗り入れを実現しており、その位置も新幹線改札の正面と、まさに「来県者が北陸新幹線を降りてすぐに路面電車に乗ることができるよう」にしているのです。
さらには今日、JRから移行し、富山駅北口に乗り入れている「ポートラム」が路面電車を運行している富山地方鉄道と合併し、3月21日からは駅ビル下で南北のレールが繋がり直通運行が実施されます。
あるべき理想に向けて、様々な目的をそれに合わせて順次整えていく。それは先日の「熊本の交通とまちづくりシンポジウム」において大西市長が語った「バックキャスト」の手法そのものです。
海外だけでなく、国内にも学ぶべきまちがたくさんあります。