富士葵の独立は良いことなのか?
2020/07/21、富士葵が運営会社「Smarprise」からの独立を発表しました。
これを喜ばしいこととして考察する人もいますが、このことを発表する放送の中で涙ぐんでいた富士葵ちゃんを見てたら結構、複雑な思いをした人もいるじゃないでしょうか。
そこで考えたいのは、今回の独立にはどんな原因があったのかということです。
下の記事を見てください。
実は元の運営企業であるSmarpriseの業績は、額こそは縮小しましたが依然と赤字が続いています。
Smarprizeの2020年3月期(第4期)の決算は、最終損失が7100万円と赤字幅が縮小した。(2020年07月15日 Social Game Info)
その親会社のゲームエイトも黒字だったが前期比で約11%の利益が減っていて、さらにその親会社のグノシーは中間での最終利益が91.6%減という大幅な減益を発表しています。
売上高75億8500万円(前年同期比0.6%増)、営業利益1億5600万円(同89.7%減)、経常利益1億3100万円(同91.3%減)、最終利益1億2700万円(同91.6%減)と大幅な減益となった。(2020年01月16日 Social Game Info)
これらを鑑みるに、Smarpriseがこれ以上の運営を続けていくのが難しいからこそ独立という形で離れることを決め、別企業の支援を受けて活動を続けていくことを選んだ気がしませんか?
といってもこれはただの推測でしかありません。
それでも古くからのVtuberとして多くの人に名が知られた富士葵ちゃんすら独立という形を取らざるをえなかったと言うことは、それほどVtuber事業は甘いビジネスではないことを示しているともいえます。
ただし、今回の件について喜ばしい点もあります。
それは言うまでもなく、引退しなかったこと!!!
元の運営の方針転換で卒業する(引退させられる)Vtuberが多い中で、他の企業が後を継いで運営を続けることが分かり、わたしも含めてリスナーはほっとしたにちがいありません!(今後のサポートはLOGIC&MAGICがおこなうそうです)
いまはコロナ渦で思うように行動ができないとは思いますが、どうか引き続き富士葵ちゃんとして、そして富士葵ちゃんの良さを存分に発揮してがんばっていってほしいです。