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素晴らしい紀行文「ブーヴィエの世界」
<文学(219歩目)>
素晴らしい紀行文で魅了されました。
ブーヴィエの世界
ニコラ ブーヴィエ (著), Nicolas Bouvier (原名), 高橋 啓 (翻訳)
みすず書房
「219歩目」はニコラ・ブーヴィエさんの短篇集。
実は、こんなに魅力的な紀行文を書く人の存在を少し前まで知りませんでした。
フランソワ=アンリ・デゼラブルさんの「傷ついた世界の歩き方 白水社」を読んで、アンリ・デゼラブルさんの旅のバイブルとのことで、読みました。
なぜ?日常から離れて旅に出るのか?そしてニュートラルな感性で赴くままにすべてを受け入れていく。そこにはとても刺激的な世界がある。
これを知ることが、この「ブーヴィエの世界」にはあると思いました。
勿論、ブーヴィエさんの目が70年前の日本を見る目があたたかく、どんな刺激も受け入れてくれたからだと思う。
でも、それ以上にこんな旅人に文章で残してもらった幸運がよかったと感じました。
私にとっては、これから「世界の使い方」を読みたいと思いました。
頭も心もニュートラルにして、言質の風を味わい尽くす、この旅人から得れたものは大きいです。
なんか、「旅人は旅人を知る」ことを理解できました。
アンリ・デゼラブルさんありがとうございます。とても古い本ですが、新たな出会いです。
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