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ヨーロッパ的な本

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私の主観なのですが、ヨーロッパ的な本を集めました。
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#ヒトラー

予想を完全に覆す結末に衝撃を受ける「NSA」

<SF(7歩目)> 予定調和型のアメリカ・日本的でなく、ヨーロッパ的な結末に衝撃を受ける…

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1936年のナチスに対しての熱狂から学ぶ「この夜を越えて」

<文学(115歩目)> 時代が大きく変わるとき、それは熱狂とともにやってくる。 この夜を…

読書ノーツ
8か月前
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歴史史料への取組みが凄い「HHhH: プラハ、1942年」

<文学(87歩目)> プラハの街を舞台にした抵抗運動家たちのナチスNo.3の暗殺の事実を読む…

読書ノーツ
10か月前
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ドイツ発の心をうつミステリー「沈黙を破る者」

<文学(77歩目)> またメヒティルト・ボルマンさんの「人間」にかかわる目を見たくて読ん…

読書ノーツ
10か月前
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現代社会の問題点が見えてくる「聖なる酔っぱらいの伝説」

<文学(67歩目)> わたしたちは「聖なる酔っぱらい」ではありません。(笑) 聖なる酔っ…

読書ノーツ
11か月前
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「負の歴史」を振り返るとは「レストラン「ドイツ亭」」

<文学(45歩目)> アウシュビッツの悲劇を双方から振り返る作品、どう向き合うのかを考え…

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良質なタイムトリップ「嘘と正典」

<SF(41歩目)> 若いみずみずしい才能により、良質なトリップを楽しむ。 嘘と正典 小川 哲 (著) 早川書房 「40歩目」はSFの「1歩目」で紹介した「ゲームの王国」を書かれた、小川哲さんの短篇集。手抜きが一切ない作品集です。 小川さんの作品は、岩波文庫の赤を読みふける時の読後感に似ています。 おそらく、半端ない読書量でポケットにネタが大量に入っているのだと感じています。 どれもすげーのですが、特に3篇を紹介します。 「魔術師」 マジシャンが、SFになるんだ。

20世紀の陰「トレブリンカの地獄」

<文学(38歩目)> ジャーナリストの視点でのアウシュビッツ(ドイツによるユダヤ人迫害)…

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運命の糸はつながっている「襲撃」

<文学(30歩目)> 運命の糸はつながっている。「事実は小説より奇なり」はままあること。 …

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空前の悪に対して命をかけた小さな抵抗「ベルリンに一人死す」

<文学(13歩目)> 空前の悪に対して命をかけた小さな抵抗から、21世紀を生きる私たちに…

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究極の「ヤバい人」の登場を学ぶ「帰ってきたヒトラー」

<文学(21歩目)> 「責任を取る」って待ち望むことばですが、「他者を考える思考」が無い…

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