【第1回社長インタビュー】西島大のパーソナリティーと組織作りのこだわりに迫る!
皆さんこんにちは、サイバーエース採用担当です。
「業界地図を変える」というミッションのもと、サイバーエースはスタートアップ・成長企業を中心にインターネット広告事業を展開しています。サイバーエースがクライアントの事業に伴走することでマーケットシェアを伸ばし、業界地図を変えるサポートをしながら、同時に自らも日本の広告業界の地図を変えることを目指しています。
サイバーエースの魅力を多くの候補者に伝えるために、代表取締役社長である西島大のインタビューを実施しました。第1回では、「社長の内面と社風」に焦点を当て、社長の性格やサイバーエースの誕生秘話、組織創りの重要性などについて詳しく取り上げています。
PROFILE
代表取締役社長 西島 大(にしじま だい)
2009年、新卒でサイバーエージェントに入社。インターネット広告事業部に配属される。大阪支社にて、メーカー・教育・人材・通販クライアントなど幅広い業種に対する営業を経験し、福岡支社へ異動。2013年には、営業マネージャーとして福岡支社の売上を2倍へ躍進させる。2014年に福岡支社営業局長へ就任。2017年「サイバーエージェント全社総会」にてベストマネージャー賞を受賞したのち、2018年5月に株式会社CyberACEの代表取締役に就任し、現在に至る。2022年にはサイバーエージェント全社総会で社長賞受賞。
趣味はサッカー、ゴルフ、ポーカー、麻雀。
意外にも「人前に出ること」は苦手。目指すは「日本一距離が近い社長」
——候補者との面談では「社長の人柄」について質問されることが多いのですが、ご自身はどういった性格だと認識していますか?
世界中で使われている性格分類ツールの「16パーソナリティ」では、擁護者(ISFJ)という結果が出ています。ソーシャルスタイル理論に基づいて性格を分類する「ソーシャルスタイル診断」によると、調和や共存共栄を重んじ、人をサポートしたり、話をじっくり聞く仕事に適性のあるエミアブルタイプです。アグレッシブな部分も役割上あるため、意外に思われる時もありますが、基本的にはサーバントリーダーシップを性格の適正からも取るようにしています。
私の理想は「日本で一番距離が近い社長」であることを目指しています。メンバーや会社の活性化に貢献し、何かあれば相談に乗ったり、協力や応援をするように裏で支える存在でありたいと考えています。「成果にドライ・組織にウェット」という言葉を折に触れて使っていますが、成果には誰よりも執着しながらも、個人と組織の成長には徹底的に向き合うことを意識していますね。同時にトップダウンで引っ張るよりも、仲間の覚醒をサポートし、チームで大きな成果を上げられるよう意識をしています。元々、人前に出ることは得意ではなく話すことも苦手で、できれば、存在を控えめにしたいと思っています(笑)
——社員に社長ではなく大さんと呼ばれているのも、大さんの人柄が出ていますね!
ありがとうございます!(笑)
——本インタビューでも社長ではなく「大さん」と呼ばせていただきます!
サイバーエージェントに入社してからACEの社長に就任するまでさまざまなことがあったかと思います。最初から「人前に出るのが苦手」と思っていたのでしょうか?
サイバーエージェント入社当初は、組織よりも自分に目が向いていて、同期の中で圧倒的な成果を出して目立ちたい、賞を取りたいという気持ちが正直ありました。でもだんだんと、モチベーションのベクトルが自分からメンバーやクライアントへ、そしてチーム全体へと徐々に大きくなっていくのを感じ、現在はサイバーエースやサイバーエージェントグループ全体、そしてマーケットを主語にして考えるようになっている気がします。
だからこそ、今は組織や人に対して貢献したい、クライアントをはじめとした社会の力になりたいという想いが強いですね。
代表・西島的ビジネスマンの成長過程持論
——モチベーションのベクトルが変化したきっかけとなる、ある“持論”があると伺っています。
私自身、人はまず「Look at “me”」で始まり、「Look at “you”」「Look at “we”」へと遷移していくと思っています。自分のために表彰されたい、昇格したい、美味しいごはんを食べたいとか……。“me”が満たされてから初めて「Look at “you”」 になるんです。そこからは自分のためだけでなく、クライアントや応援してくれる先輩や助けてくれるチームメンバーのために頑張りたい、お世話になった方に恩返しがしたいという気持ちに変化します。
そうして人間的に成長すると、マネージャーやリーダーに抜擢されるようになり「Look at “we”」になります。このチームで、この会社で、このコミュニティで、大きいことを成し遂げたいという気持ちが芽生え始めるんです。チームや会社、社会から始まり、地元を良くしたい、日本を変えたい、世界に挑戦したいなど規模も大きくなっていきます。
人間は、誰かのために頑張るときのほうがパワーが出る傾向にありますよね。そしてその“誰か”の対象が大きければ大きいほど、出せる成果サイズも上がる。私のなかで、この持論はひとつの真理だなと感じているんです。
——この「Look at “me”持論」は、大さん自身の経験からくるものだとか?
そうですね。ACEを立ち上げる前、福岡支社にいたときのことです。恥ずかしながら、元々私は「この人にこう伝えたらこういうリターンがあるだろう」という損得勘定で動く時がありました。まさに「Look at “me”」真っ只中。
でも、そこに本質的な繋がりはなく、大きな成果が出せないのではと感じてから、考えを改めるようになって。少しずつ「Look at “you”」を意識し始めました。頭に浮かぶ損得勘定を一旦置いて、まずは相手のために何かできるか考え、行動することにしたんです。
のちにマネージャーになり、局長になり、クライアントや仲間にも恵まれ、結果も出ていく中で、それが自信につながり、“me”や“you”が満たされている自分に気づきました。徐々に「このチームでもっと大きな成果を出したい」「マーケットNo1になりたい」と心から思うようになりましたね。「Look at “me”」や「Look at “you”」に、そして「Look at “we”」に変わる瞬間を体感した最初のときです。
人と向き合い、育成に尽力したことで得られた成果が「CyberACE誕生」のきっかけに
——“me”だけでなく “you”や“we”といった自分以外の他者に目を向けたことで、組織にはどうどういった影響を与えましたか?
当時の福岡支社には、採用権限がありませんでした。自分たちで人財を引っ張ってくるか、育成をするかの2択で。そこでとことん人と向き合って育て、想像以上に伸びたメンバーを見て、育成の楽しさや、人に秘められた可能性を諦めないことの重要性を知りました。
優秀な人財が増えることはチームの成果に繋がりますし、何より自分自身がすごく楽しいと感じました。その甲斐あってか、福岡支社は最終的にシェアが1番になり、コンペは4年間ほぼ全勝。ステークホルダーともとても良好な関係を築けました。
そのときのチーム創りや泥臭い努力、積み上げた成果が評価され、「福岡でできたなら、全国商圏に東京でもやろう」という話になり子会社を作ることに。それがサイバーエースの始まりです。
——そうだったんですね……!子会社の立ち上げを打診されたとき、迷いはありましたか?
ずっと東京に行きたいと思っていたこともあり、即決でした。すぐに事業計画書の作成に取り掛かり、2〜3度調整を加えて、社名を決めて、初期メンバーとして当時マネージャーをしていた山田さんと別会社にいた現育成担当の園山さんを迎えて……。
3月末に行われた本部の統括合宿で子会社立ち上げが決まってから、5月1日に登記するというスピード感に、自分でも驚きました(笑)厳密にいうと、迷う暇がなかったのかもしれません。
誰もが最高を目指せる時代を創るために、ポジティブな感情で「働く」を楽しんでほしい。
——ぶつかった壁もいくつかあったと思います。そんなときは、どのように乗り越えたのでしょうか?
正直いうと、何度か深く迷う時期もありました。レポートラインが複雑で悩んだり、急に組織マネジメントの規模が大きくなって自信を無くしたり、会社として自分の中の”軸”みたいなものがブレかけた時がありました…。
それでも走り続けたのは、ずっと印象に残っている父の言葉が大きいかもしれません「自分で始めたことが辛くなったとき、不満を言って投げ出してはいけない。周りが何も言えなくなるくらいの圧倒的成果を出してから辞めなさい」と言われていたんです。だからこそ、ダウンサイドに陥っているときは「自分の努力が足りていない、別の方法があるかもしれない。ただ結果が出ていないだけだから、ここはまだ辞めどきじゃない」と思って走り続けました。
あとは、「今自分がやりたいこと」と「会社でやるべきこと」を具体的に言語化して整理することですね。おかげで「人が好きで、人に貢献したい」というブレない気持ちに気づけました。
——親に対する恩返しの気持ちと「誰かのための自分でありたい」という思いが、大さんを突き動かしているんですね!最後に、ACEで働くメンバーに求めることを教えてください!
サイバーエースは“私の会社”ではなく“働くメンバーみんなのための会社”です。「Can be ACE(誰もが最高を目指せる時代を創る)」をビジョンに抱えていますが、やはりメンバー全員に「今が最高」と言ってほしい。私自身が常にそういう人生を歩みたいと思っているし、みんなにもそうなってほしいですね。
その鍵となるのが、前述した「Look at “me”理論」。「Look at “me”」が満たされて自分が幸せなら、「Look at “you”」に変化して相手も幸せにでき、総和が広がり、結果的に組織の活性化にもつながります。
それに、人は「誰かのために」という気持ちがあるときが一番成果を出せますよね。その「誰か」がクライアントや自分の会社、仲間のためだったらすごく嬉しい!私はこれからも、誰もがACEの主役であると感じられる組織にするため走り続けます!
——大さん、ありがとうございました!
第二回もお楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?