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ImageMagickで画像のリサイズをする方法

画像のリサイズは、デジタル画像処理の基本的な操作の一つです。ここでは、ImageMagickを使用して簡単に画像をリサイズする手順を解説します。

1. ImageMagickのセットアップ

こちらの記事を参考にしてください。

2. 画像をリサイズする

ImageMagickがセットアップできたら、画像をリサイズする準備が整いました。以下の手順に従ってください。

コマンドの実行

リサイズしたい画像が保存されているディレクトリに移動します。例えば、画像が「/path/to/images」に保存されている場合は、以下のようにします。

cd /path/to/images

次に、以下のコマンドを実行して画像をリサイズします。

convert input.bmp -resize WIDTHxHEIGHT output.bmp

ここで、input.bmpはリサイズしたい元の画像、WIDTHとHEIGHTはリサイズ後の幅と高さ、output.bmpはリサイズ後の画像ファイル名です。

例えば、image.bmpという画像を幅300ピクセル、高さ200ピクセルにリサイズする場合は、以下のようにコマンドを入力します。

convert image.bmp -resize 300x200 output.bmp

変換の結果を確認

変換が完了したら、指定した出力先にリサイズされた画像が生成されていることを確認します。画像ビューアで開いて、正しく変換されたかどうかを確認しましょう。

ImageMagickでは、デフォルトでアスペクト比が維持されるので、200 x 200の画像が出力されます。

リサイズ前の画像


リサイズ後の画像

3. アスペクト比を無視してリサイズ

コマンドの実行

リサイズしたい画像が保存されているディレクトリに移動します。例えば、画像が「/path/to/images」に保存されている場合は、以下のようにします。

cd /path/to/images

次に、以下のコマンドを実行してアスペクト比を無視して画像をリサイズします。

convert image.bmp -resize  WIDTHxHEIGHT! output.bmp

例えば、幅を300ピクセルに設定し、高さを200ピクセルに調整する場合は、次のようにします。

convert image.bmp -resize 300x200! output.bmp

変換の結果を確認

変換が完了したら、画像ビューアで開いて、正しく変換されたかどうかを確認しましょう。


リサイズ前の画像
リサイズ後の画像

4. リサイズの品質を指定する

コマンドの実行

リサイズしたい画像が保存されているディレクトリに移動します。例えば、画像が「/path/to/images」に保存されている場合は、以下のようにします。

cd /path/to/images

リサイズ時に品質を指定することも可能です。品質は0から100の範囲で指定します。以下のコマンドは、品質を90に設定してリサイズします。

convert input.bmp -resize 200x200 -quality 90 output.bmp

変換の結果を確認

変換が完了したら、画像ビューアで開いて、正しく変換されたかどうかを確認しましょう。

まとめ

ImageMagickを使用すると、画像のリサイズが非常に簡単に行えます。アスペクト比を維持しながらリサイズすることも可能です。リサイズ時には品質を調整することで、画像の見栄えを保つことができます。

ぜひこの方法を試してみて、自分の画像をリサイズしてみてください!


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