電気代明細の[kWh]って何?【大人になって抱く電気のギモン_12】
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自宅に戻ってくるがよく考えたら無限に稼げる。
まいど!
理系大学院卒現役エンジニア
兼フィットネストレーナー
サイバーサイエンスTAMOです。
前回は電流量[Ah]について説明しました。
今回は電力量[Wh]についてです。
電気代の明細に記載されていますね。
これが多いとその分電気代が高い
ということはなんとなくわかりそうですし、
1kWhあたりの電気代も調べたら出てきます。
電力会社によって異なりますが
1000Wh(1kWh)で大体27円くらいですね。
ただ、こういった内容知りたくないですか?
エアコンの使う時間を10分短縮すると
何Wh節約できるのか?
ドライヤーは1分当たりどれくらいの電気代なのか?
部屋の照明をつけたり消したりまめに行うと
いくら節約できるのか?
こういった内容が把握できると
電気代を調整できますよね!
あまり意味のない節約をするといった
無駄な労力も省けます。
ぜひ電力量[Wh]をマスターしてみましょう!
電力量の意味は前回説明した
電流量と同じ考え方です。
例えば、
消費電力100Wのエアコンを
1時間使った場合に使った電力量が
100Wh
という事になります。
つまりこれくらいの電力を
これくらいの時間使うと
これくらいの電力量になる
です。
もう少し詳しく説明すると
電力とは、1秒当たりの電力量のことを言います。
なので消費電力は1秒当たりに消費した電力量と言えます。
例えば1Wの消費電力を1時間使い続けた場合、
消費した電力量は、1時間は3600秒なので
1W×3600秒=3600W秒
となります。秒の単位はsですので
3600Wsとなります。
3600秒 = 1時間
なので
3600s = 1h
つまり3600Ws = 1Wh
となります。
これを踏まえて例題を挙げていきます。
消費電力100Wの機器を
0.5時間使った時の電力量は
50Wh
消費電力100Wの機器を
2時間使った時の電力量は
200Wh
消費電力300Wの機器を
5時間使った時の電力量は
1500Wh
こういった式が成り立ちます。
電力量[Wh] = 電力[W] × 時間[h]
ではちょっと例をひねってみましょう。
ある電球に5Vの電圧をかけると
2Aの電流が流れて電球は光りました。
この状態で2時間電球を使い続けると
消費した電気代はいくらですか?
ちなみに電気代は1Whで0.03円とします。
なかなかハードルの高い例題が来ましたか?
しかしなかなか実践的です。
これが分かれば
電気代が把握できるので頑張りましょう。
解説していきます。
電球の消費電力を求めます。
消費電力は電球に与えた電圧と、
その時流れた電流をかけるので、
5V×2A=10W
となります。
この状態で2時間使い続けるので
電力量[Wh]は 10W × 2h = 20Wh
となります。
よって電気代は
20Wh × 0.03円 = 0.6円
です。
出ましたね!
そんなに難しくないですね!
電気代は冒頭でも述べたように
電力会社によりますが
1kWh(1000Wh)使うとだいたい27円くらいですので
1Whあたり0.027円と覚えておくと
すぐに計算できます。
ではもう少し実践向け問題です。
エアコンを10分ケチると
いくら節約できるのか?
求めていきます。
エアコンをよく観察してみてください。
消費電力が記載されています。
ものによって違いますが、
大体平均400W程度でしょうか?
使い方によっても変わりますが、
仮にあなたのエアコンの消費電力が
400Wだったとします。
10分は1/6時間なので
400W × 1/6時間 = 66.7Wh
電気代は66.7×0.027=1.8円
つまり10分けちると1.8円節約できる
1か月続けると54円節約できる
ということになります。
大きいか小さいかはあなた次第です。
さて、これでWhの意味と日常で使う家電から
電気代を求める方法について
ある程度イメージできたかと思います。
今回は以上です!