教場当番（授業連絡）

不定期に書いている
教場（警察学校）シリーズです。

皆さん、今年の初めに放送された
木村拓哉さん主演の
「教場」
見ました？
めちゃくちゃ面白かったです。

特に警察学校の生活がリアル。

来年には、続編
「教場２」
が放送されるそうですので、
今のうちに警察学校の中のリアルを
予習しておきましょう。

さて、今日は
教場当番
（きょうじょうとうばん）
についてです。

↑当番はこんな腕章をします。（千葉県の場合）

これは、普通の学校でいう
学級当番（日直）
とほぼ一緒です。

しかーし、そこは警察学校
教場当番の担当の日は
一日中緊張していなければなりません。

私がいた警察学校の場合、
出席番号順に教場当番が回ってきます。

教場当番は一日につき
2名が担当します。

教場当番の仕事は、
当番の日の前日から始まります。

「授業連絡」

警察学校では、原則として
予め決められた日課時限に基づき
授業が行われます。

しかし、時々教官の都合や
特別授業など、イレギュラーな
授業が入る場合もああります。

前日の昼頃、各期の次の日の授業が
確定し、ホワイトボードに掲示されます。

次の日の教場当番は
昼休みにその掲示を見に行って
翌日の科目を確認します。

そして、各科目を担当する教官の
ところに行き、授業で用意するもの
などを確認します。
これが「授業連絡」です。

この「授業連絡」も緊張の時間です。
各教官に確認しにいくにも
しっかりと申告要領に基づいた
申告をしなければなりません。

具体的には以下の感じです。

（教官のいる部屋に行く）

トントン（ノック）
「入ります！」
↓
一歩、部屋の中に入る。
↓
敬礼（室内だとお辞儀5秒）
↓
「○○期、森、△△教官に明日の授業連絡で参りました！」
↓
△△教官「はいよ」（立ち上がる）
↓
教官の前
敬礼（5秒お辞儀）
「○○期、森、明日の授業連絡で参りました」
↓
△△教官「休め」
「んー、明日は、いつも通り」
↓
メモ取り
↓
気を付け→敬礼（5秒お辞儀）
「帰ります！」
↓
出口の前で回れ右
↓
敬礼（5秒お辞儀）
「帰ります！！」
↓
右足から一歩後ろへ
退室
↓
ホッ

って感じです。
この一連の動作に少しでも間違いがあったり
機敏さがなかったり
元気がなかったり
すると、ご想像通り
教官による厳しいご指摘が待ってます。

昼休みの時間帯に
一通りの授業連絡を済まさなければ
ならないのですが、
担当教官が離席をしていて
一向に捕まらないときも
あります。

（私）
「××教官に明日の授業連絡で参りました！」
（他の教官）
「いないよー」
「メシいってるよー」
（私）
「はい！失礼しました！」（退室）

昼休み中、これの繰り返しに
なるときもあります。

安らぎのひと時である
昼休みのまったり時間が丸潰れです。
おまけに午後イチの授業の準備も
間に合わない。
柔剣道など、着替える授業だったら
大変です。

他の同期は既に着替えて
道場に向かってます。

そんな同期を横目に
教場棟から寮まで
猛ダッシュで戻り
制服から道着に着替え。

苦労してゲットした
授業連絡の内容は
就寝前の点呼のあと
同期に発表するのでした。。。

以上、今日は教場当番、授業連絡編
でした！

ここまでお読みいただき
ありがとうございました！

では、また！！

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