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kintoneはDXの入り口に向いている話
みんな、見てくれー!
先日、長野県立大学で教職員様向けに行ったDX人材育成講座の内容を、トヨクモさんが記事にまとめてくれました!ありがとうございます!
講座設計にあたって、どうせなら受講してくださる方の生の声を聞いて課題を絞ってお答えする時間があったほうが有意義かな、と思ったのでFormBridgeでアンケート収集して、kViewerで大学の事務局側と共有したということです。
この講座では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の本質を探りつつ、どのように業務改善を進めていくべきかをテーマにしました。
その中で、僕が普段から使っていたり浸かっていたりするkintoneについても紹介しました。
ただ、毎回言っているのは、
僕は別に「必ずkintoneを売りたい!」とか「これだけが正解だ!」と言いたいわけではないということです。
もちろん実際に使っていて、業務アプリがつくれるノーコードツールとしてもおすすめではありますが、それ以上に、kintoneがDXを始める最初の一歩として非常に適しているからこそ、取り上げています。
DXという文脈でお話しをさせていただくので、愛深き故にプロモーションの香りが漂わないよういつも気を付けています。
DXの本質は業務改善から始まる
DXという言葉はよく聞きますが、実際には何をしたらいいのか分からないという声が未だ多いのが現状です。
そして、その「分からない」を解消するために最適なアプローチが、業務改善です。
DXの本質は「デジタルで何ができるのか、何を変えられるのか」を見極めて、自分たちの業務にどう活用するか?から考えることにあります。その意味で、まずは自分たちの業務を見直し、そこから改善できる部分を見つけることがDXの第一歩であると考えます。
ほんで、業務改善という旗を掲げて歩みを進められるのはデジタライゼーションまでが多いかな、と思っています。(もちろん全てではありません)
そこで満足して歩みを止めるのはもったいないから、DXを目指して3歩目を踏み出すのだ!というお話しをセットにしています。
kintoneは「気づき」をくれるツール
kintoneが優れているのは、業務改善を進める中で「今まで見えていなかった課題」に気づかせてくれることです。
「今までのやり方は非効率だったかも」
「この作業、実は自動化できるんじゃ?」
「そもそも、このフロー必要ないんじゃない?」
そんなのは他のツールでも分かるでしょ?kintoneだけの話じゃないよね?
そうかもしれませんが、それが使えればね。って話しです。
可能性を探るツールとして優秀なんですよ。
シュシュッと作れちゃうのも凄いかもしれないけど、シュシュッと作っていいかどうかの理解がしやすいというのが推しポイントです。
なんもわからんと何でもシュシュッと作っていいなら僕だって拾ってきた石で家とか建てますよ。でもそれはよくない結果を生むことがわかるからやらないんです。
そういう意味で何もわからないよ!という人が学びやすくて、業務改善のヒントを見つけやすいこと、できるできないが発見しやすいポイントがいいね。と思います。
わからないことを探し始めて解決に至るまで早い。その充実したナレッジはユーザーから生み出されているものが多いのも特徴的です。
こうした気づきが生まれると、「自分たちで何を変えられるか」がはっきりしてきます。
そして、「kintoneでは解決できない課題」にぶつかったとしても、それはそれで大きな一歩です。別のツールや方法を試すきっかけになりますし、場合によっては「いらない業務」に気づくこともある。それもまたDXを目指して進む上での重要な発見。
僕自身も、試行錯誤を繰り返している
正直に言えば、私もまだまだ手探りです。講座の中で話した内容だって、「これが正解だ!」と断言できるものではありません。DXも業務改善も、業種や現場ごとの課題があって、それぞれに合った方法を見つけていく必要があります。
だからこそ、こういったツールを使ってみたり、現場で試行錯誤しながら進んでいくことが大事なんだと思います。
私自身も、実際に学びながら取り組んでいる最中です。そして、そのプロセスの中で気づいたことや考えたことを共有することで、少しでも皆さんのヒントになればと思っています。
ということで締め
DXを語るとき、どうしても「こうあるべきだ」みたいな話になりがちですが、私にとってDXのプロセスはもっと泥臭いものです。
まだ分からないこともたくさんありますし、むしろ「分からないからこそ、試してみよう」という気持ちで日々取り組んでいます。
「なんでkintoneが良いのか?」という問いへの答えも、完璧な正解があるわけじゃありません。
でも、業務改善やDXの入り口として、これ以上ないくらい試しやすく、気づきの多いツールだと感じています。
あなたの業務改善やDXの旅路に、少しでも役立てれば幸いです。ゴーストライターが書いたんかってくらい真面目な記事です。