僕のプレゼンの作り方の話
最近のできごと
先日トヨクモkintoneフェスで開催されたトヨクモALIVEというピッチイベントに登壇した。なんと、ありがたいことに初代グランプリをいただいた。
やったぜ。
その後の交流時間や懇親会でたくさんの人が声をかけてくれて色々話ができた。
その中でも今回「喋る内容をどうやって決めているのか」「資料は何で作っているのか」というご質問を多くいただいた。
ということで、僕がどうやってプレゼン(ピッチ)を作っているか、洗いざらい話してしまうことにした。これもまたアウトプットなり。
自分の頭の整理整頓。
1.はじめに考えること
聞き手の属性を考えてみる
老若男女問わず
大半がkintoneは使っていそう
トヨクモ製品を使っている
トヨクモ製品を使っていない層もいるかも
ピッチ10分、2番手=聴衆の集中力切れてない
1人目→イベントの雰囲気を掴む 2人目→次はどんな話かな?
kintone hiveのときと同じでこの中のメインターゲットを「トヨクモ製品を使ってない層」が結構いるんじゃなかろうか?に賭けてみることにした。
僕が毎回使ったことない人やライトユーザーをターゲットにするのには一応理由がある。
製品や技術への理解度は人それぞれだろうけど、皆何かしら持って帰りたいという気持ちは一緒なのではなかろうか。
既に使っている人にとって、僕のピッチがつまらない話だったとしても僕への興味を無くすだけで別に製品への熱は冷めないでしょう。
でもこれから始めたいぞという人たちが「このサービスはどんなものなんだろう?」「自分の会社でどう使えるだろう?」という気持ちでイベント参加しているんだろうと考えると、イベントに出てよかったなと、また来たいなと思ってもらえるようにしたいというのは毎回意識する。
2.内容を考える為に考えること
「伝える」を分解する
どうしたら伝わるか?から逆算で必須要素をピックアップする
必須:最後まで聴いてもらう
必須:飽きないで聴いてもらう
必須:聞いてて迷子にならない
可能なら:集中して聴いてもらう→10分なので内容が面白ければいけそう
これらが守れることを条件に内容を考えていく
意識していること
そもそも他業種の事例は聞いても理解できないのが普通
一箇所わからなくなると、その後の全部が入ってこない
事例として伝えるけど、聴衆が自分に置き換えて考えられるか?
3.内容を考える
ピッチのコンセプト
自身の業界(不動産 / 空き家)の活用事例だけど、製品の組み合わせ自体は業種を問わず応用できそうな内容にする。僕の実際の登壇内容は、僕の終わってる語彙力で説明せずとも描いていただいた素敵なグラレコがあるから紹介しよう。僕の登壇内容はこれ。
つまり、申し込みが発生して、外から何かを集めたくて、こっちから外にも出したくて、それはマイページみたいに見てもらいたい!みたいなものに流用できそうな感じにしようと。
今5秒でめちゃくちゃ適当に考えた例でいうと、
例えば オンライン書道講座を立ち上げてやってみようかな とか考えている書家がいたとして(いるか?)その人が僕の登壇見て「これ応用でいけるかも!」みたいに感じてもらいたいっていうか、ダメだ説明が下手すぎる。
顧客(生徒さん)がFormBridgeから申し込み
先生がkViewerで課題提供
生徒さんが書いたものをFormBridgeで提出
kViewerで添削結果フィードバック
生徒さんの学習進捗をkintoneで管理
プリクリで成績レポート出力
書家さんは自宅で非対面でオンラインスクール的なことができるよねっていうような、ダメだ。説明が下手すぎる。
4.気付きの種をまく
これって色んな使い方が出来るんじゃない?という気付きの種を聞き手の頭に埋めていく。
聞き手がそれぞれやりたいことや叶えたいことをトヨクモ製品で実現できるかも!と自ら発芽させることが大切。
動く為に乗り物が必要だったとしても、乗り方とか運転の仕方がわかってないとね、って話。
5.スライドが僕をフォローする
みんなスライド褒めてくれて嬉しかった。見やすさとかバランスとか褒めてくれたり、分かりやすいとか言ってもらえて。もし僕が油田とか持っていたらお金あげちゃってたかもしれないくらい嬉しかった。
滅多にやらないぬるぬるスライド
普段はあまりアニメーションとか使わないんだけど、今回は画面切り替えの変形を多用してぬるぬる動くスライドにした。
例えばこんな感じ
画面切り替え→変形を使う
右上に今説明している製品名を載せて、リボルバー式に動かすことで「変わった」と認識してもらえるようにしてみる
理由としては
まずもって10分のピッチ経験が少なく案の定詰め込みすぎた
自身の癖として喋りが早くなりがち(捲し立てるように喋りがち)
今回伝えたいと思った内容は削りたくない
トヨクモ製品を介してkintoneへの出入りを表現するのに、バシバシ変わるスライドだとわかりづらくなりそう(今どこにいる?今なんの話?)
なので
【kintoneの話:背景黄色】【トヨクモ製品:背景青色】でぬるっと変化させる
話が切り替わるタイミング毎に変形オフにしてパリッとさせる
あえてぬるっとさせることで、ゆっくり流れてる錯覚を狙う
擬音ばっかじゃねえか
説明下手すぎる
一言で言うと喋りの速さをスライドのぬるぬるで中和してバランスを取ってみた。
※ぬるぬるを推奨する記事ではありません
6.楽しい時間をできるだけ多く
「ユーモアは最強の武器である」
という本がある。こういう書き方するときって本の中身に触れたりするんだけど読んだことがない。本屋でタイトルだけは見たことあって、そうだよね~って思って生きてる。
プレゼンは人それぞれ
いつも感覚でいい感じになるように作ってるだけだと思ってたけど、なんでこうしたんだっけ?と考えてみるとそこにはちゃんと理由があって、なんだ意外と考えてるじゃんって思った。
十人十色、だからプレゼンは楽しい。
いつもよりまともなnoteになったな
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