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面倒くさがり屋の人をも急かせるトーク術
今回は社内で他の人に仕事を任せるときに、なかなか動いてくれない人がいて困っているという人向けに読んでいただきたいです。
前提として読者の皆様は、社内で他の人に仕事を頼むとき、どのような頼み方をしているでしょうか?
役職が高い人が命令すると、下は動かざるを得ないですが、自身が役職が高いからといって、「これをやっておけ」などの粗暴な言い方だと、仕事を受ける側としても気持ちよく受け取ることはできません。ただ、やらざるを得ないから渋々仕事に取り組みますが印象は悪いです。
問題は役職が無い人です。役職が無い人は仕事を周囲に振るとき、頼み辛いと感じている読者様は多いのでは無いのでしょうか? また、緊急の仕事を頼む際に、反発をされることが多々あるのではないでしょうか?
そんなとき、どのように頼むのが正解は分からないですよね?
結論、私は少し嘘をついてお願いします。
私の実体験での例を挙げますと、販売製品の見積り依頼がクライアントからきております。すぐには出ないとクライアントに伝えておりますが、次の日になっても工場原価が分かりません。クライアントはできるだけ早めに見積書を作ってほしいとのことでしたが、エンドユーザーから催促がきたようで、あと30分で何とかできませんか? とクライアントの代理店から要望がありました。
このときいつもなら無理なのです。工場がすぐに出ないと言った仕事については出ません。そして、相手からすれば、出ないと伝えているのに、そんなにすぐにできるわけないじゃないか――。という思考が生まれます。
実はこのときどう伝えるか考えました。私の経験上、次の電話で、もうじきできます! と伝えなければクライアントの担当者が、怒るような気がしたからです。そして思い浮かんだがのがこのような伝え方でした。
「Aさん申し訳ないです。先程お話をしていた見積りの件あったじゃないですか? あの件何とかなりませんか? 先方が痺れを切らして、いい加減にしろよ! いつできるんだ! って言われたんですよ――」
「え、そうなんですか!? ちなみにどれくらいで出せばいいですか?」
「少なくとも20分以内には――。難しいのは重々承知ですが、何とかしていただけませんか?」
「分かりました。もう一度取引先に催促してみます」
このような会話内容で終話し、その10分後以内にメールで返信が届き、この見積りの件は問題なく処理できました。
確かに催促されているのは本当ですが、ここまで先方は怒っていません。ですので、クライアントが怒っているから何とかしてほしいと嘘をつき、クレームを事前に回避するのです。あくまで頼み方は下手に申し訳なさそうにするのが、お互いに心地よく仕事をできる立ち回りです。
例えクライアントが怒っていたとしても、それを社内の人間に怒りの矛先を向けて、頼み方が粗暴になってはいけません。
ですので、多少盛って話を進め、尚且つ下手に出ながら頼むということで、面倒くさがり屋の人だとしても動かすことができるのです。
この方法は、いつも頼みごと急かせると、面倒くさいと言うのがテンプレートな社内の人間に行っても、同じように渋々返してくれました。
殆どの方に通じるスキルなので是非活用してください。