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『その生命体、焦がれを燃やす』について

6月末に曲を書き始めました。

それまで別の曲のMVを作っていた中で、なんとなくボカコレにタイミング合うのかなと思っていた中で、ボカコレの延期が決まったのでそれなら別の曲を書いてあげられそうだなと思い、今日までに至ります。


何とか、いけたよ。

歌詞が苦労するのが常なのですが、例に漏れず今回もそれです。たぶん、曲の書き始めからMVの完パケに至るまで何に時間がかかったかと言われれば、歌詞に1番時間を費やしたと思います。

時間がかかったから良いものというわけではないのですが、良い歌詞が書けたと思います。カロリー高い歌詞(それと音像も)になりましたね。

15年くらい前の海外ドリームポップバンドのやっていることを、よりパンチあるドラムで邦ロックの領域、そして自分のコードワークに落とし込むっていうのがコンセプトとしてあって、リバーブとディレイのこれでもかと効いたギターを転回も自在でコードの味が出やすいピアノに乗せた楽曲になりました。(主要なパート構成を曲ごとに変えないようにしているので、いつメンですね。)

BPM=195というビートはたぶん、今までで1番早いですね。(風船が210越えだったと思うけど、3拍子は4拍子より遅く感じるところがあるので例外)

180以上のBPM(1分間に何拍あるかという数字)の曲書くのが得意なのですが、一辺倒にならないようにしていたので、なんだかんだで『名も無き革命』以来となります。

疾走感を出す上でやっぱり8ビート以上のビートはないなということを改めて認知する楽曲でもありました。そこに更にスネアが後ろに引っ張られているとよりビートがうねって押し出し感がでるように思います。なので、少しだけスネアは後ろにずらしたりしています。

ピアノは今回、地味な役割でして。コードを補強するという意味でかなり土台に徹する形を取りました。というのも、ギターバッキングがかなりノイズ成分が強い音作りで、音程感の怪しい音色だったので、ピアノでその怪しいところを補完してあげないとな。という意図です。故に遊び少なめ、コードがっつり。です。万能な楽器です。

ギターがノイズ成分が強いと書きましたが、普通のバッキングとリード1本ずつに加え、汚めに歪ませたバッキングをサビとイントロで両サイドで鳴らしているのでそれ故に「スゾゾゾ!!!!」「シャアアアア!!!」って音が鳴ってます。音楽的じゃありません。でも、必要な音でした。

ベースはベースしてます。面倒とかではなくて変わったことはしてないです。歪んでてゴリゴリブリブリしていればOK。と言った具合です。

歌はリンさんに歌ってもらいまして。リンさんの方がキンキンしてくれて、いいですね。リンさんの声って倍音のムラが激しくて大変なところがあるのですが、逆に倍音を足してやるとよりマッシヴなロックボーカルになってくれるので「かましたれ!!!!」という感じで調声しました。ラストでHiHiBまでピッチがカチ上がるのですが、伸びやかに歌ってもらえて感謝です。

音楽の話はこんなところでしょうか。


絵・動画の話。

帽子を捕まえる女の子。そんな絵なので本当は帽子が飛ばされて、高いところでも構わず飛び込んでいく。そんなシーンも書きたかったのですが、いかんせん作業に充てられる時間が20日程度しかなかったので、流石にそのアニメーションを書くまではできませんでした。

まぁでも、あれだけでも楽しい画にはなったと思います。

時にショートの女の子って僕の作品の中では初めてじゃないですかね?そんな気がする。

あとはそうだ。

歌のない場面を中心に背景にテクスチャ代わりに実写を映しているのですが、7月下旬に札幌にまたいきましたので、その際に東京での移動から色々とカメラを回して素材としていきました。

札幌の素材も良かったのですが、東京モノレールからの景色が曲にドンピシャの景色でカメラ持って移動して良かったーと思いました。

重すぎて、帰ってきてから背中の張りが酷かったけれども…。、

実写とイラストを混ぜるやり方は『それは空の彼方から』でもやりましたが、今回はそれとは違う意図での制作だったのでそれはそれで面白いものになりました。


さて、こんなところですかね。


途中でも書いたのですが、別の曲のMV制作を中断して今作を急ピッチで作ったという背景があるので、近々もう一つ新曲を出せる準備が整いそうです。

すぐ出すかは分からないのですが、何かタイミングの合うイベントがあるのならそこに当てようかな。と、考えております。

その時にまた告知しやがりますので、気長に待ってもらえたら嬉しいです。

では。

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