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夕飯時は英語でしゃべらナイト 【きのうの旦那さま 3】

朝から不機嫌な旦那さま。

息子が学校に行かない!!
と言って休んでいた。

前日学校から帰って来た息子は、怒って怒って情緒が不安定どころじゃなかった。もう!手がつけられないほど勝手に暴れていた。

何度も何度も蹴られるランドセル君が、かわいそうだった。
それでも物言わぬ君は、意図せずに息子の足に一撃をくらわした。

『痛ーーい!足、痛くしたー、ママーーー。』

泣いてわめく息子くんに、乱暴はいけないのだと語りかけているようにも見えた。

『〇〇がイジメてくる〜。〇〇も嫌な事言ってきた!明日、学校に行かない!!』

『そんなに怒って、何があったの?』

新しくやって来た先生が息子を誤解から叱ったと言うのです。
息子は悪さをしたのは〇〇で、息子じゃ無いのに、〇〇が息子のせいになるように仕向けていると訴えるのです。

フムフム、この内容は数日前にも聞いたなぁ。

このような事は今回が2回目で、新しく来た先生はまだ見抜けていない様子。

息子の言っている事を100%信じたいが、息子も回りの状況をよく見て把握する事が出来ずに、良く誤解していることが多いので怪しい。

ここで信じなければ息子の心にシコリを残しそう。
そう思いはしたが、次の朝にはすっかり忘れてくれますように!
と祈っていた。

息子は別途、旦那さまへも怒りをぶつけていた、旦那さまは学校の対応が悪いとご立腹だった。

次の朝、事を忘れてはくれなかった息子は、学校に行かなかった。

息子は朝から騒がしく、落ち着かず、衝動的な行動が目立つので、みんなが落ち着かない。
賑やかな一日のはじまり。

息子を休ませると決めていたが、娘が家を出るまで息子には言わなかった。

 息子が学校を休む事が娘に知られてしまうと大変になるのはすでに学習済である。

『ずるーい!じゃぁ私も休む』
そう言って、何が何でも休もうとする。

何でも一緒でなければ気の済まない我が子達。

これをツインズ・シンドロームと言うらしい。

そんなこんなで修羅場の回避に脳みその大半を使って忙しい朝を過ごしていた。

やっとの演技で娘を送り出し、息子に今日は休む旨を告げた。やっと息子の奇行が収まった。学校に休み連絡をして、やれやれ、ふーっ。

マズい!

旦那さまをすっかり忘れてしまっていた。

もうすでに不機嫌なのである。

日本語を完璧には理解していない旦那さまには、事前に私が考えている今朝の計画を説明するべきだった。それをすっかり忘れたのです。
旦那さまは、学校に行っているはずの息子が、ここに居るのが理解できません。
だって、さっきまで息子は学校に行く準備をパパとしていたのだから。
奇行の激しい今朝の息子の世話は大変だった。
無理もない。

以前から、『突然の変化にはついていけない。自分にも心の準備が必要なのに、あなた達は勝手に予定を変更して実行している。』との意見を賜っておりました。気を付けてはいたが、やってしまった。

旦那さまの怒りは1日中収まらない。
話し合いしようと歩み寄ってもダメ。

腫れ物に触るように接して来たが、もうやめた。
プレゼンした。プレゼンって一方的に言ってていいやつだからね。

言語の違いからくる誤解。
なぜその誤解が起こってしまうのか、起こらないようにするには
どうしたら良いのかプレゼンした。
子供達もいるなか旦那さまにプレゼンした。
生活の改善が必要だとプレゼンした。
涙、涙のプレゼンテーション。

夕食時の言語は英語で統一。
ここで基本的な家族の情報と予定をみんなでシェアする。

今までは旦那さまにはラインで、子供達には口頭で情報、予定のお知らせをしていたので、同じ事を何度も伝えることになっていたし、誰にいつ伝えたのか分からなくなる事もしばしば。
カレンダーには英語で予定を書いていたが、書き忘れだってしばしば。
タイムロスがだいぶあった。
私のメモリー容量だって無料部分はとうの昔に越えてしまっている。
生活改善しないなら有料版にして、おまいたちに請求してやる!
脳みそに負荷がかかって、アルツハイマーになるのは嫌だ。
何となく怪しくなってきているのは、おまいたちも気づいているはずだ!

子供達と私が英語で会話をするのを嫌がっていた旦那さま。
理由は子供達の英語が日本人なまりになるから。
傷つくからそんな事言ってくれるな。

子供達はあなたの英語を選ぶから心配ご無用。
YouTubeがいつも側にいるから大丈夫。

二言語共存は誤解の元である。
二言語共存でしっくりするのは
生まれながらのバイリンガル同士のみである。
よって、日本語を使う時と英語を使う時をはっきりさせて
混同させない。

まずは、夕飯時は英語でしゃべらナイト




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