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宮沢賢治「鈴谷平原」より AIイラスト 水星少女歌劇団

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「鈴谷平原」より


鈴谷平野の荒さんだ山際の焼け跡に
わたくしはこんなにたのしくすわつてゐる
ほんたうにそれらの焼けたとゞまつが
まつすぐに天に立つて加奈太式に風にゆれ
また夢よりもたかくのびた白樺が
青ぞらにわづかの新葉をつけ
三稜玻璃にもまれ


(解説)
1924年8月7日樺太旅行の最終日に宮沢賢治は鈴谷平原でこの詩を書きました。山火事の焼け跡の林の美しい風景に幸福と不幸が表裏一体であることを感じたのかもしれません。

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