身近な革について考える
「一生ものになるかも」しれないのが革の魅力だと思っています。
だからと言って、購入を身構えるのはもったいない。
本日は私にとって一番身近な革は何だろう・・・そう考えたときに毎日使っている「靴」のことを考えました。
革靴はじめまして
はじめて革靴というものを認識して購入してもらったのは高校生の頃。
高校入学と同時に購入してもらった靴は、リーガルの黒いローファーでした。
中学生まではスニーカーでの登校だったので、ローファーは慣れるまでは何となく歩きづらくて、ちょっと気恥しい感じがありました。
でも、なんとなく大人に近づいたようで嬉しかったことを覚えています。
大人になってから購入したローファーもリーガルのものでした。
赤いスウェードで当時のものとは全然違いますが、このローファーを履くときも相変わらずうれしい気持ちになります。
毎日つかいたい革のスニーカー
革靴というとなんだかビジネスなどのカチッとしたイメージですが、よくよく考えるとカジュアルなイメージのあるスニーカーでも革を使っているものがたくさんあります。
スタンスミス
世界一売れたスニーカーともいわれています。
ファーストモデルが登場したのは1973年。
スタンスミスは数々の大会で優勝したテニスプレイヤースタン・スミス氏の名前からつけているそうです。
そういえば何かのインタビューでスタンスミス本人が「僕を靴の中の人だけだと思っている人が多い」と言っていました。
それぐらい有名になった靴です。
私の持っているモデルは2014年に再販したスタンスミスです。
2年ほど市場からひっそり姿を消しており、久々の再販に喜んで購入しました。
最近でははいている若者を見ない日がないぐらいたくさんの人に愛されている靴です。
レザーなのではけば履くほど足になじんで、履き心地のいいスニーカーです。
今年で6年目のスタンスミス、書きながら本人ももうそんなにたっているのかとびっくりしています。
スウェードのブレザー
スウェードとは起毛した革のこと。
なめした革の裏面をサンドペーパーなどで起毛させて出来ています。
温かみのある素材巻が魅力です。
ブレザーとは1973年に、ナイキの本拠地があるアメリカのオレゴン州ポートランドで活躍する、ポートランド・トレイルブレイザーズから名前が付けられたブランドを代表するスニーカー。
ナイキからはじめて販売したバスケットシーズだそうです。
こちらの靴も2014年に購入したので早6年…
革のスニーカーを履いていて思うことは、防水スプレーや軽く汚れを取るなどの手間はかかりますが、キャンバス記事のスニーカーよりも断然手入れが楽に感じます。
経年変化も汚れではなく味と受け取れるので、愛着もわいてきます。
毎日同じものばかり履いているわけではないのですが、この2足のスニーカーはかなり高頻度ではいているにもかかわらず、まだまだ現役!
アッパーよりもソールのヘリのほうが気になってきました。
ちょっと背が伸びる靴
私にとってちょっと背が伸びしたときにはく靴はパテントレザーのパンプスやバレエシューズです。
見事な光沢を身に着けると、スッと背筋が伸びます。
こちらの2足は裏もレザーだったので、靴屋さんに裏張りをしてもらい耐久性や実用性をアップさせています。
パテントレザー
パテントレザーとは本革にエナメル加工を施した革のことです。
革の表面をウレタン樹脂などでコーティングし、光沢感を出し、耐久性と耐水性を高めているのだそうです。
お手入れは比較的簡単なレザーですが、パテントレザーは履いた後放っておくと、履きジワから割れてしまうことがあります。また、気温や湿気などに敏感なレザーなので少し注意が必要です。
でも少しのお手入れで、美しいツヤが維持されるので機会があればぜひパテントレザーの靴を履いてみてください。
スウェードなどにはガンガン防水スプレーをかけますが、パテントレザーは防水スプレーNG
革の特性を知っていくと、お手入れも楽しくなってきます。
ずっと愛用したいブーツ
スムースレザーのブーツは、5~6年前に購入し愛用しています。
靴の修理屋さんにも「この革なら手入れをすれば長く履けるよ~」と太鼓判を押していただいたブーツたち。
かかとのゴムを何度も交換してもらいながら大切に履き続けていましたが、足首まであるブーツは履きすぎて底が薄くなり歩き方の癖なのかサイドがずれて穴が開いてしまいました…
ですが、靴屋さんと相談しサイドを内側から引っ張ってもらい、少し縫ってもらって解決!
これで来年も、一緒にいろんなところに行くことができます。
革と生活する
革は、もし何か調子が悪くなった時に修理をすれば使い続けることができるのが魅力だと思っています。
ソールがレザーのものだったりすると、交換すれば長い間使い続けることができますし、何年も使い続けた革には、新品とは違った魅力があります。
ちょっと大げさかもしれませんが、愛用している自身の歴史のようにも感じます。
どうぞ気軽に革を愛用してみてください。
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