未知の世界に飛び込む/村上琴美(インターン)
みなさん、初めまして。今年の8月からインターン生として、CWS Japanで活動している村上琴美です。今年もついに台風の季節がやってきて、急に土砂降りの雨が降ったり止んだりと天気の読めない毎日ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回は私がここにいる経緯と、現在携わっている業務を少し紹介できればと思います!
安全領域から飛び出す!CWS Japanとの出会い
私は慶應義塾大学環境情報学部に在学しています。私の学部は文理に関係なく、興味の赴くまま色々な分野を学ぶことができるため、今までは環境問題や都市生態学、景観学、環境デザイン、中国語などさまざまなことを勉強してきました。また、自身の研究としては、大学に入る以前から長いこと、都市部を対象に環境指標を提案するということについて考えてきました。
学部生としての時間も残すところあと1年半となり、本当にこのテーマとずっと向き合っていくのかと考えた時に、今まで続けてきことを否定したくないという気持ちが強いように感じました。せっかく研究をするなら、本当に知りたいから、楽しいからという理由で取り組みたいと思うようになりました。
そこで、私が一番好奇心を揺さぶられる瞬間を考えた時に真っ先に思いついたのが、外国などまったく知らない場所に飛び込んで、分からないながらもその国の文化や言葉、気候、地形などを肌で感じながら理解しようとする時、また、そこで一人の人間と人間の新しいつながりが生まれる時でした。
そのような経緯から、思い切って研究室を異動することに決めた私は、CWS Japan理事長のショウ ラジブ先生の研究室に惹かれ、先生とお話しする過程でCWS Japanを知りました。
災害や防災支援についてはもちろん、アフガニスタンやパキスタンの国ともほとんど接点がなく、自分自身の安全領域のような場所から飛び出すことに不安もありました。しかし、本来私が求めているものに通ずる何かを感じて、久しぶりにわくわくしたのを覚えています。
パキスタンの洪水は日本の比じゃない
先日、CWS Japanが取り組んでいるパキスタンの防災支援事業の一環で行われた、現地と日本とのオンラインミーティングに参加しました!
パキスタンでの取り組みについては、改めて詳しく記事にする予定ですが、対象としているウマルコートとその西側にあるサマロ地区は、洪水と干ばつを繰り返しています。
ちょうど2年前にも、国土の1/3が水没する大洪水が起き、多くの被害者が出たことはみなさんの記憶にも新しいと思います。
日本もここ最近は台風の影響で雨の日が多く、私の住んでいる地域でも大雨警報や川の氾濫による避難警報が発令されていましたが、さすがに日本の1/3が水没するという状況はなかなか想像ができません。
当時はニュースで見て衝撃的な映像に驚きましたが、驚いて終わりでした。今回事業に携わることになり、パキスタンや隣国アフガニスタンの防災について真剣に考える機会を得たので、これから微力ながらも協力できればと思います。
(文:インターン 村上琴美)
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