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アニメ制作スキルのフォローアップ研修を実施|アニメ×難民支援

みなさん、こんにちは。CWS Japanの小美野です。アニメ×難民支援事業の取り組みのひとつとして、先日インドネシアにてアニメ制作スキルのフォローアップ研修を行ってきました。

この事業では、パイロット事業を2023年11月から行っており、インドネシアで第三国定住を待っている難民の方々や現地のインドネシア人で10名のチームを編成し、3度にわたる対面研修に加え、オンラインでの継続的なフォローアップやデジタル環境の整備に取り組んできました。

そして今まで部分的に以下の作品制作に関わらせていただいています。まだ部分的なので、この事業チームの名前がエンドロールには出ませんが、そんな日ももしかしたら近いかもしれません。

今回の研修でフォーカスしたのは、「第2原画」と呼ばれる修正を全て反映させた最終バージョンの原画を仕上げるためのプロセスです。修正指示を正しく理解し、絵のどの部分に修正を反映させ、前後の絵と合わせるか、などをレクチャーしました。

「パラパラ漫画」でおなじみの、前後の絵と連続して見る行為は、アニメ制作現場でも重要で、一つの絵に修正を反映してもほかの絵に反映していなかったらチグハグな動画になってしまいます。その動きをスムーズに完成するために、第2原画を担当する者としての心構えなども伝えています。

スキルコーチング中の様子 ©CWS Japan

これからさらにいろいろ作品制作に関わらせていただきながら、よりスキルを磨き、世界のどこに行っても日本のアニメ制作に関わっていけるように、そして国を追われていても自分で生計を立てることができるように、取り組みを続けていきます。

(文:事務局長 小美野剛)


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