![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172100068/rectangle_large_type_2_f86cb5d2cc66e5e8187fbf7f83a4b06d.png?width=1200)
CWL未来共創塾#18
~佐々木 龍郎 様をお招きして~
ゲスト:佐々木 龍郎 様
エネルギーまちづくり社 取締役
株式会社佐々木設計事務所代表取締役
神奈川大学・京都芸術大学・東京都市大学・東京電気大学・東洋大学・早稲田芸術学校非常勤講師
千代田区景観アドバイザー
ー般社団法人東京建築士会理事
テーマ:「住宅、オフィス、学校のウェルビーイング 」
![](https://assets.st-note.com/img/1738562256-R8S6QherLk2uC0XJbgzVP7E5.jpg?width=1200)
今回は建築家の目線から、住宅、オフィス、学校の建築物について、ウェルビーイングとの関係をお話しいただきました。
断熱と気密を高めることは、住宅やオフィスの省エネルギー化を進めるうえで欠かせません。効率的な断熱材や最新の設備を活用すれば、冷暖房の使用量を抑えつつ、快適な室内環境を実現できます。
省エネルギーという観点では、太陽光発電が最も効果的で、蓄電池やエコキュートを併用することでさらに効率が向上します。最近では、太陽光発電を利用して日中にお湯を沸かすエコキュートも登場し、深夜料金を利用した従来の方法と併せて選択肢が広がっています。
また住宅改修では、サッシの交換や内窓の設置をすることによって、気密性が上がり暖房効率が上がります。
内窓設置は補助金を活用すればコストを抑えられるため、賃貸の場合はオーナーやデベロッパーとの交渉が必要ですが、やる価値はあるとお話しされていました。
断熱基準も年々向上しており、2030年までに等級5が最低基準となる見通しです。高い断熱等級を持つ住宅は、冷暖房効率を高めるだけでなく、室内の温度差を小さくし、血圧上昇や生活環境病といった健康リスクを軽減する効果もあります。こうしたメリットが医学論文でも認められ、建築と医学の連携が進んでいます。
一方、学校や古い公共施設では断熱材が不足している建物が多く、特に夏場の暑さによる健康被害が課題となっています。
そういった観点から、断熱材やサンシェードの導入、建築時窓の向きの工夫などで対応が求められ、さらに、若い世代に省エネ意識を広めるために、仙台市の小学校や白馬高校などで断熱の実践を体験できるワークショップなども開催しています。 また、ビルや住宅のZEB(ネットゼロエネルギービル)やZEH(ネットゼロエネルギーハウス)の普及が進めば、省エネ性能を高めながら環境に優しい建築を実現できます。これからの社会では、エネルギー効率、そして断熱性能の高い建築が当たり前となり、コストをなるべくかけずにそこで生活する人の身体へのストレスを減らしていく、そんなウェルビーイングな建築が増えていくのではないでしょうか。
~未来共創塾で、貴重な学びを~
未来共創塾では、オンラインでは味わえない「リアルな場」での学びを大切にしています。講師の生の声を聞き、その場で感じた疑問やアイデアを直接質問できるというのは、他にはない貴重な体験です。また、参加者同士の交流を通じて新たな視点や気づきが得られることも、この塾ならではの魅力です。
ぜひ、ご興味のある方がいらっしゃれば下記Peatixからお申し込みください。
次回の未来共創塾#19
開催日時 2月27日(木) 18:45~21:00
開場 18:15~
第19回目のゲストは
木村 亮之 さま
慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 博士課程 学生
未来社会共創イノベーション研究室 研究員
株式会社池田理化 リサーチセンター研究員
テーマ:「オフィス環境とエネルギーの最適化 -日本橋における実証実験の成果(内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム採択事業の報告)」
お申し込みはこちらから
CWL未来共創塾 #19 | Peatix
お問い合わせ
一般社団法人カーボンニュートラル・ウェルビーイング・ラボ
https://www.cwl.or.jp/
所在地:〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-8-6 株式会社池田理化 本社内
担当者:櫻井茂樹・小山智史・佐々木彩
E-mail:cwl-info@ikedarika.co.jp
※テレワークを実施しておりますので、Eメールにてお問い合わせください。