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初めて自分以外を演じた日
・人生2度目の即興劇
オープンマイクで人生2度目の即興劇に参加してきた。
一回目も相当楽しかったのだけど、今回はその一回目をはるかに上回る楽しさ。
大きな違いとしては「演じる」という事に初めて踏み込めた事が大きい。
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前回も今回も舞台を用意してくれたのは芸人のごどう君。お笑い芸人をやっている彼はNYで出会ったインプロ(即興劇)に魅了されて以来、その魅力を伝える為に日夜活動をしている。超良いやつだし、超面白い。
オープンマイクでのスタイルはその場でお客さんからお題をいただき、それに沿った内容を即興で作りながら演じていくというもので、一つの単語から様々なイメージを膨らませ最終的な【オチ】に向かっていく。
時間も長くて5分くらいのものだが、予想がつかない設定と想像できない展開は見ていてハラハラ、ドキドキ、ワクワク
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今回は【虹】というお題でごどう君と2人でやらせていただいた。
1番肝心なのは導入だと思っていて、最初の発言が後の行動を決めるし、何より自分のキャラクターを設定してしまう。
1番踏み込みきれないその初動を、ごどう君はいつもさらりと導いてくれる。
おもむろに椅子を取り出し、そこへ僕を着席させ、息子という設定で僕に「虹」の絵本を読み聞かせ始めた。
僕の中からごどう君への解答が生まれてくる。すると、自然と、喋り口調も普段の自分とは違うものになる。
なぜかこの時はめちゃくちゃ訛っていた。
絵本を読み聞かせられながら、
いつも同じページで寝落ちてしまう、
異様に訛った小学校3年生くらいの男の子が自分の中に誕生していた。
その設定が出来上がる頃には、舞台の上に立つごどう君と僕の2人だけの世界になっていた。
お客さんの声が聞こえないわけではない。
聞こえているんだけど全く気にならない感覚。
笑われてるなーというのは〈わかる〉んだけど、それによって行動を左右されない感じ。
間違い無く初めて感じる感覚だった。
最終的にうまく(?)落ちて、念願2度目の即興劇は無事に終わった。
演じて感じる事は沢山あって、パフォーマンス後の話にも花が咲く。
深い解釈をしていくと、
演じる事で潜在的な自分を癒すことになっていたり、自分のダミーとして体験や発言をさせて自分本体をケアする役目になっていたり、
まだまだ言語化するのは難しく、魅力が全然伝えられないと思うけど、とにかく体験してほしい!そう思える今1番ホットな表現方法。
適当な場所と体一つで体験できる非日常ってすごくないですか。
下北沢で一緒に遊びましょう。
今日も一日よろしくお願いします!!
見出し写真は昨日のオープンマイクの様子。最高の演奏を聴かせてくれたセンチメンタル岡田さんのステージの様子