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眩光。
海街で暮らし始めて4年が経ち、変わらない毎日をゆっくり愛犬と気持ち良く過ごしている。
この街に住む友達と、ここにはクリスマスのイルミネーションがないよね、という話になった。
東南北を山に囲まれ西に向かって海が広がる街のランドスケープから、夜になれば四方真っ暗闇。
早く陽が沈んでしまう今の季節は17時にはすっかり暗いので、ワンちゃんの首には赤や青のLEDライト付きの首輪、飼い主さんの手には懐中電灯というのがスタンダードな散歩スタイル。この街の唯一のイルミネーションかもしれない。
海街で長い時間を過ごした後、都会に滞在するととにかく眩しい。繁華街とは少し離れた住宅街に建つマンションで過ごすのだけれど、初日は眩しくて目が慣れるのに苦労する。ここを住所にしていた頃は夜は暗いなぁと思っていたくらいなのに。街灯がこんな明るかったのかと初めはびっくりした。
この時期都会はあちらこちら競うようにイルミネーションが灯るので、素晴らしく美しい光の洪水をたっぷり浴びて海街に帰ってくる。
ただ、最近は暗闇にほっとしてしまう自分がいるのだけれど。
思えば、海街の家にはカーテンがない。
必要なら付けようと思っていたけれど、生活の場が2階なのと私が陽の動きと共にほぼ生活しているので、特段不便がないまま4年経った。
もういらないかなぁ。
都会のマンションは夜中でも外が明るいので、ブラインドをしっかり下ろして、最近は隙間から漏れてくる光も気になりアイマスクをして寝ている。
夜中でも途切れない往来の車の音も気になり、耳栓もしていたりする。
それでも都会に愛犬連れて出かけて行くのは、オシャレして友達とレストランに出かけたり、都会で暮らす娘と洒落たカフェでゆっくり話し込んだり、美術館でアートに没頭したりする時間がとても大切だから。
無理なくうまくバランスをとりながらの暮らしは今の私にぴったりな心地よいスタイル。
しばらくは都会の拠点も必要かな。
もちろん大好きな古都で過ごす時間も。
この話の続きはまた今度🌊