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何かを始めたら終わらせたくなるようになった。それは過程よりも結果を重視しているからかもしれない。

何かを始めるのは、それをしなければならないからか、したいからだろう。どちらのモチベーションで初めても、結局は終わらせたくなる。やりたくて始めたとしても、不思議なことに終わらせたくなる。

そういえば、昔は終わらせたいなんて思っていないことが多かった
友達と小学校や飲み会の帰り道に、いつまでたっても話したいことが尽きなかった。遊びに行ったとき、ずっと続けたいと心から思った。その頃は体力が尽きるか、時間切れになるまで終わらせたいと思わなかった。

それに対して、今はいつも終わらせることを考えている。仕事は、何らかの形に仕上げて終わらせることの繰り返しだ。本を読むとき、そこから何を得たかを考える。絵を描き始めたら、どう仕上げるかを考える。どこかに出かけるときは、あれをしてこれをしてと何かをこなそうとしている。

今(36歳)と若いころ(~20歳)は何が違うのだろうか。
それは、過程を求めているか、結果を求めているかだ今は、過程は結果のための手段と考えてしまっている。だから、過程自体を楽しもうなんて考えはなくただこなすようになってしまった

もちろん結果を求めて動くことはとても大事だ。何かを積み上げていくことで、誰かの問題を解決したり、経済が動いたりするからだ。でもそればかりやっていると、人生のほとんどは無意味なものになってしまう。そのうえ、面白がって作られたものの方が、より魅力的な結果になるだろう。大事なのは、結果を求めるものと過程を求めるものの両方をもっていることだろう。

明日からは、久しぶりの夫婦だけの旅行だ。形にすることや終わらせることでなく、旅行そのもの、妻との時間を楽しもうと思う。

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