HTML 完全に理解した (何も理解していない)
最近の私は、あるコミュニティに入り浸って色々な活動をしています。こう書くと勤勉な人物像が浮かぶかもしれませんが、実態はただ遊んでいるだけです。
面白さが原動力
あるとき、そのコミュニティのウェブサイトのひとつを作り直そう! という話になりました。現行のサイトにいくつかの問題があったからです。
こんな面白そうな話、逃すわけにはいきません。さっそく、私のように入り浸っている N さん (仮名) と一緒に新サイト作りを始めました。
最初は作りたいものが伝わればいいでしょう。幸いというべきか、私は STUDIO の扱いには慣れているつもりです。
スケッチの上と頭の中にあったものを、お得意の強引な実装の下に形作ります。それっぽければいいのです。
おかげで、見た目だけはいい感じのモックアップができました。中身? いえ、知らない子ですね。
鬼!悪魔!哺乳類!
モックアップを完成させて数日の間は、ただ優越感に浸っていました。私はやればできるんだ。このままじゃ使えないけど。
このデザインを実際の環境に反映させるためには、STUDIO という箱庭から解放してあげる必要があります。ぎっと? やら ぶいえすこーど? やらを駆使して、これを再現しなければなりません。
そういった技術的な部分は先の N さんに丸投げするつもりでいました (これも我ながら酷い話です) が、当の N さんがこんなことを言い出しました。
なんてことを言うんだ! ド正論はやめろ!
実際「基礎的な知識くらいは習得しておくべきだ」とは、かねてより考えていました。がっつり勉強するかはともかく。
今の時代、ウェブデザインという分野は無視できないほどに浸透しています。ただロゴを作るにしても、ウェブサイトが関わらない案件の方が珍しいでしょう。
とはいえ、私は技術的な部分を何も知りません。機械音痴予備軍みたいな人間です。
一応はデザインっぽいことに足を突っ込んでいるので、ウェブデザインの分野に触れる機会はあったはずなのですが……。
Linearity Curve ですら、ある程度慣れるまでには数年を要した人間が、やる気のない断片的な勉強で得られるものといえば、たかが知れているわけです。
宣言したよ。で、次は?
以前に何かをしようとした痕跡も確認しながら、とりあえずは HTML ファイルを作ります。HyperText Markup Language という名前が示す通り、ウェブサイトの内容や構造を表すマークアップ言語です。極端な話、これさえあればウェブサイトになります。
とりあえず index.html というファイルを作って、中にこういうものを書きます。
<!DOCTYPE html>
「このファイルは HTML ですよー」みたいな説明をするもので、これを宣言といいます。
で、次はどうすればいいんだっけ。
いえ、もう少しだけ書くものがあることはわかっています。が、それらが何を表すものかはよくわかっていません。
<head> で何かをして、<body> で <h1> とか <p> とか <ul> とかを、こう……なんやかんやするんですよね。
屁理屈をいえば、HTML であると宣言した時点でそのファイルは間違いなく HTML ファイルなので、これだけでも完成したと主張することはできます。(実用性は皆無です)
その後も試行錯誤を重ねながら、かろうじて最初のコミットを出しました。
Git? そんなもの分かるわけないじゃないですか。世の中には GitHub Desktop という、GUI で似たような操作ができる便利なアプリがあるんですよ。
「CSS 完全に理解した」までの道は長い
「ここまで HTML の話しかしてないじゃん」とお思いの方、その通りです。私は今のところ、HTML しか触っていません。
(私の理解によれば) Cascading Style Sheets、CSS は、HTML の内容をいい感じに装飾する役割を持つものです。つまり、CSS だけでウェブサイトは作れません。
N さんが言うように CSS を「完全に理解する」ためには、HTML を「完全に理解する」必要があります。まだまだ時間がかかりそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?