東京パフォーマンスドール「Glowing」
東京パフォーマンスドール(TPD)はライブ映えするアイドルということもあってか、YouTubeの公式チャンネルにはこれもまた、ライブ映像として残してほしい作品である。
「Hey, Girls!!」では個人曲などを除いては最後に収録されていたこの曲、個人的にはアルバムのリリースイベントで披露された時の印象が強い。
調べたら、リリースイベントで披露された時の映像が公式ツイッターに残っていた。行ったのはこの回ではないが、カラフルなトレーナーに黒のスカートというメンバーのいでたちも含め、当時のことが懐かしい。
アリオ川口での「Hey, Girls!」のリリースイベントで初めてTPDを観た。その時の1部でこの「Glowing」が披露されていた。この曲では手を振ったり、Vサインを上げていく振りが特徴の一つで、初見の人でもすぐに真似しやすい。ショッピングモールでのイベントでは、たまたま通りがかって足を止めた人や、当時の僕のようなライトな層の人が来ることも多いので、このような簡単に振り真似ができる曲は盛り上がりを助けてくる。リーダーの高嶋菜七さんが真似をするようにあおっていたのも思い出す。このあおりはワンマンライブでもなされるが、後々振り返ってみると、高嶋さんはその時いつもよりしきりにあおっていたような気もする。客の恥ずかしさを見越してのことだったのかもしれない。けれども、僕としてはそれでもTPD一発目ということで「ノって良いのかな?」とかいう遠慮や恥ずかしさがあり、手を挙げることができなかった。これまで別アイドルのライブではショッピングモールだろうが散々楽しんできたのに、である。
間奏の手を上げるところでは、「wow wow イェイ イェイ」とか、ほんりと「恋愛レボリューション21」っぽさを覚えつつも、BRAND NEW STORYくらいしか知らなかった自分にとっては新しいTPDを感じる、良い曲だと思った。もう恥ずかしさは端に置き、2部では手を振ろう、と思っていたのだが結局やらなかったため、次に披露される日までの持ち越しとなっていた。ちょうどその頃、TPDは1か月間隔のライブシリーズが行われていた真っ最中で、その月の回は僕が行ったリリースイベントの数日後に組まれていた。すぐにチケットを買ったのだが、ここにはもちろんTPDの魅力に気付き、好きになったからという理由もあるのだが、わずかにも「Glowing」のリベンジをしたいな、という思いがあったのは間違いない。
果たして、リリースデイということもあってか「Glowing」は無事披露された。リベンジを果たすことができ、ここからTPD沼にハマっていくことになる。このライブに関するザテレビジョンのライブレポも読み込んだ。記憶の埋め合わせをしてくれるという意味で、いつもザテレビジョンのTPD記事にはお世話になっている。
つながりに欠けるが、最後に一個だけ「Glowing」の振りについて書きたい。この曲のアウトロであるが、前に出した両腕が頭上に上がり、胸の前で指の形がハートに変わる振りがある。ここの高嶋さんの表情が好きだ。ダイヤかのように作った指の形がハートになる、その変化に合わせて表情が変わっていくのが良い。僕はどうやらこのパートでは高嶋さんしか見ていないことを、前回のオンラインライブで認識した。