マイクラ腕試しシーズン1最後の振り返りと忘備録

マイクラ〇〇試しシリーズのマイクラ腕試しシーズン1が2月19日に終わりました。

シーズン1が無事終わったということで、わたしが制作で関わった箇所の説明とか話しておこうかなと思います。

ちなみにこの記事は無料で殆ど読むことが出来ますが、ご支援頂ける人はよろしくおねがいします。

また、FANBOXもしているので、そちらでのご協力もお願いします。
シーズン2の新しい要素やステージの解説もFANBOXで行っています。

cutplaza｜pixivFANBOX
https://cutplaza.fanbox.cc/

ウイリアム・テル

ウイリアム・テルは木になっているりんごを落として得点を競い合うゲームですがPVP要素があります。

ゲームが開始して終了しリセットがかかる一連の流れをシステムと呼んでますが、それらのシステムはすべてFunctionで構成しています。

ゲーム説明の際にスペクテーターになっていた実況者さんがコマンド部屋を見つけてみていたようですが、あれらはシステムから実行すべき動作をさせるためのいわば設定などに動力を伝えるものが殆どとなっていますので、そこだけ見てもよくわからないと思います。
それでも上下2チャンク分のコマブロとは別のFunctionが大量に使われているステージとなっています。

動作としては
・8人(他のところから独立して設計しているので8人までなら人数関係なく)を所定の位置に配置
・全体のゲーム時間内にリンゴを再配置させる
・リンゴを撃った人を判定して点数とか色んな処理
・ゲーム中に蜂を召喚し攻撃させる
・落ちたら絶対KILL
・ゲームが終わったら全員生きて所定の位置に帰す
のようなことをしています。

ゲームステージは相当広いステージなので、使うコマンドの処理に気をつけています。
コマンドが届く範囲とか、エンティティがたくさん使われるのでなるべく軽くしたりもしていますね。

開発当時から謎の鯖の重さというのが発生していて、事あるごとに巨大なゲームステージを複数担当しているかっぷらさんが疑われましたが、
まったく関係ない、鯖の不具合(未だによくわかっていないマイクラのバグ的なやつ)のせいでした。現在は対応策を講じており、そのバグによる重さは解消しています。

シーズン2では新しい要素が追加されますが、これに関してはFANBOXでの有料限定での公開となっています。

ウイリアム・テル追加要素の解説[マイクラ腕試しシーズン２]｜cutplaza｜pixivFANBOX
https://cutplaza.fanbox.cc/posts/1935934

フグ釣りゲーム

これはマイクラ肝試しとかマイクラ腕試しのロビーにある釣りゲームを
「フグを釣る」という判定で勝ち抜けするゲームにしてありますが、ある一定の人数がクリアすると全員次のルートに飛ばすように作ってあります。

コマンドブロック数は少ないのですが、マイクラ腕試し用の釣りゲームとしてFunctionを制作しており、実は裏で色んな処理を高速で行っていますから、結構な量のコマンド数になっています。

大砲からの弾丸

当たると地味に痛い、海賊船からの砲弾爆撃です。

こちらもエンティティが使われるので、重くなりすぎないように気をつけていますが、それなりに飛んでこないと驚異にもならないのでバランス良く飛んでくるように設計しています。

この砲弾が飛んでくる仕組みは完全自動での回路を作っていまして、特定の条件の人が底を通るだけで大砲が飛んでくる仕組みとなっています。
そしてプレイヤーが所定の位置にいなければ自動でリセットとかリフレッシュしてくれます。

弾丸はそれぞれ2種類用意されていて、一回撃ったら一旦プレイヤー判定をオフにすることで、連射されない仕組みになっています。

黒ひげ村人危機一発

海賊船の甲板を舞台とした中央の村人を守るタワーディフェンスとなっています。

こちらも時間ごとの処理や得点処理、
スタートから終了、そしてリセットまでのシステムをFunctionで処理しています。
海賊船の中にはWaveごとに召喚する敵モブや各種音楽や必要な処理を行う設定系のコマンドブロックを置いてあります。
コマンドブロックを置くのは配布マップではなくマルチ鯖での制作なので、Functionのファイルのやり取りを極力減らすとか、細かい設定はコマンドブロックで行うようにしてあります。

ここも敵モブが多く出てくるので処理をなるべく軽くなるように設計しています。
全体的な処理を極力減らして、ウエーブごとの処理に分けることで分散しています。

ところで得点処理はモブを倒したりダメージを入れた判定で入るようにしてあります。
なので最終戦の配信内でプレイヤー同士で得点が入ったとあらぬ疑惑がかけられていますが、プレイヤー同士はダメージも入らないフレンドリーファイヤー無効になっているため、得点は入りません。

#マイクラ腕試し #マイクラ腕試し_S1最終戦

確認しましたが
黒ひげ村人でプレイヤー同士で得点は入りません。

— cutplaza(麗華)🌺花の妖怪かっぷらさん (@cutplaza) February 19, 2021

#マイクラ腕試し #マイクラ腕試し_S1最終戦

技術的な説明もしておきますが
ダメージ判定式です。

⚠黒ひげ村人でプレイヤー同士で得点は入っていません。https://t.co/Sgj4lbThFH

クーさんからはクリーパーが見えてないだけで
プレイヤーはクリーパーにダメージを入れる事で得点が入っています。

— cutplaza(麗華)🌺花の妖怪かっぷらさん (@cutplaza) February 20, 2021

ここではプレイヤーはフレンドリーファイヤー無効になっているためダメージが入りません。

ダメージが入らないから
プレイヤー同士では得点は入りません。

— cutplaza(麗華)🌺花の妖怪かっぷらさん (@cutplaza) February 20, 2021

ちゃんと制作時点でそうした判定が入らないことを確認して作ってあります。
安心して下さい(プレイヤー同士では)得点は入ってませんよ。

シーズン2では新しい要素が追加されますが、これに関してはFANBOXでの有料限定での公開となっています。

黒ひげ村人危機一発追加要素の解説[マイクラ腕試しシーズン２]｜cutplaza｜pixivFANBOX
https://cutplaza.fanbox.cc/posts/1935748

地雷式クリーパー

地雷式クリーパーとは設定した範囲にプレイヤーが入ることで自動的に爆発させる仕組みとなっています。

ここのクリーパーは召喚時NoAIの状態で召喚されていますが、設定した範囲にプレイヤーが入るとクリーパーにAIを入れて爆発させるようになっています。

もしも即爆発していたら通り抜けることも出来ないので
範囲判定から爆発までには若干の時差が起きるようにしています。

複数箇所に大量のクリーパーを設置する必要があるため、それぞれ範囲内にプレイヤーがいないとクリーパーを消しています。
そしてプレイヤーが範囲に入ったら再度クリーパーを設置するように制作しています。

この判定を配置位置ごとにコマンドの回路を仕込んであります。

自動リスポーンシステム

特別なタグ付きのアーマースタンドを通路などに設置することで
範囲に入ったプレイヤーを即時、アマスタのいる場所にリスポーン位置を切り替える仕組みです。

これは完全Functionのみでの処理となります。

また、アーマースタンドの向きにリスポーン位置が切り替わるようにしてあり、移動ステージでの迷子予防がされています。

そして、1.16からはリスポーンの設定に方向も設定できますが、
1.16.4時点ではサーバー自体でこのコマンドの設定が出来ないという問題がありましたので、かっぷらさんの方で死亡した人の判定からリスポーンに指定された位置での方向を向かせるという仕組みも組み込んでいます。

1.16.5時点ではこれは必要なくなっているようですが、すでにシーズン2の制作が終了している時に気がついています。

その他細々としたもの

クーにゃんイヤーというつけ耳を3Dテクスチャーとして作ったり、頭にクーにゃんイヤーをつける仕組みを作っています。
実は防具の頭装備を3Dテクスチャーとして3Dモデルを作っても反映されません。
なので普通は頭にかぶれないアイテムを3Dテクスチャーにしてありますので、コマンドで頭にかぶるのをプレイヤーが行うことができるようにしています。

全体的なゲームルールの確認と切り替えも一番最初に行って本から変えることができるようにしています。
まあこれは最初の段階でしか使われなかったですが、ゲームの制作がそれぞれの製作者で行われた時に、ちゃんともとに戻さない人がいたため、この時に使っていました。

コマブロ本から実行するものとしては全体のゲームのスコアボードやタグをリセットするしくみもかっぷらさんが作っています。
これもゲーム制作過程でスタートして途中や最後に関わらず停止した際のスコアやタグがそのまま残っている人がいたため、このようなものを作っています。

マイクラ腕試しシーズン1を振り返って

シーズン1では我々ださんやらっだぁさんや赤髪のともさん(あかがみん)やMSSPさん、そしてにじさんじさんや最後はワイテルズさんや限界さんといった今のMinecraftとかゲーム実況の最前線の方々が参加してもらえたマップとなりました。

ただ、コラボは多くなっていますがなかなかチャンネル登録者数の伸びはもう一歩(伸びしろはあるはずですが)ですし、私個人の印象としてみるとまだまだ頑張らないとなのかなという印象です。

あとはまあ、言ってもしょうがないのですが、スタッフの名前の露出がマイクラ腕試しでは一切されないので、とくにわたし個人の感想で言えば、とくにわたしの活動に影響とかはないです。

というわけで、これからマイクラ腕試しは製作終了した新たなシーズン2での展開となりますし、マイクラ肝試しの制作も開始していきます。

ただし、ゲーム制作のお手伝いにだけ尽力して活動すると
わたしの活動の場であるTwitterやYouTubeやTwitchなどのフォロワーが減るだけになりますので、ゲーム制作は定期配信以外は基本日中のみとさせていただきます。

わたしの活動に関しても応援してくださると助かります。
TwitterやYouTubeやTwitchなどのフォローをよろしくお願いします。
これからもどうぞよろしくおねがいします。

また、マイクラ肝試しやマイクラ腕試しでは色んなスタッフが仕事の合間にゲーム制作で頑張っています。
ぜひTwitterのフォローや応援などしていただければと思います。

シーズン2について

マイクラ腕試しシーズン2では新しい要素やステージが追加されます。

そのうちの一つが「オクタゴン」です。

この内容については秘密の技術的なものもありますので、FANBOXで有料限定での公開となっています。

オクタゴン追加要素の解説[マイクラ腕試しシーズン２]｜cutplaza｜pixivFANBOX
https://cutplaza.fanbox.cc/posts/1936052