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MILES DAVIS

BITCHES BREW[69]MILES DAVIS

COLUMBIA (Press Original)


初期マト/2EYE/ MAT-1A/1D/1A/1E

ジャズ界を牽引してきたMILES DAVISがジャズとロックを融合させた問題作/エレクトリック・ジャズ大名盤。1970年代のジャズのみならず、すべての音楽シーンに衝撃を与えたエレクトリック・マイルスの代表作にして歴史的大作。(BITCH)というのは、(SO WHAT)と同じくマイルスの口癖のような言葉の一つで、「雌犬=あばずれ女」と悪口なのですがMILESは「すっげえ奴」みたいに親しみを込めた意味でよく使っていたようで、これを「Witches' Brew(魔女の秘薬→麻薬)」に掛けた言葉だと言う説があります。この二枚組みのレコードが出た時、有名ジャズ評論家たちが[歴史を変える傑作/モダン・ジャズの歴史の終焉 etc]など言った問題作です。問題となったのは簡単に言うと[リズムの革新=楽器編成はギターやエレキピアノをはじめとする電子サウンドの大幅な採用やスペイン、アフリカなどのエスニックな音楽的要素の大胆な取り込み。従来のピアノ、ベース、ドラムスという概念にたいして複数のドラム/パーカッションの競合によるリズムの多元化ーポリリズム。小節によるリズムの反復性・周期性を廃して、拍(ないし半拍)単位で継起するリズムの創造性・(ライナーノートより)]です。後のシーンを牽引していく強力なサポート・メンバーとプロデューサーTEO MACEROとのたった3日間のセッションの記録。ロックや同時代のSLYやJBに蝕発されたファンク、エコー処理などのサイケ感覚溢れる実験精神や混乱が渦巻くグルーヴ(ポリリズム-多元化)は全ての音楽シーンに衝撃をあたえました。MILESは録音中テープを回し続け、TEO MACEROらとスタジオでの作業でこの歴史的大作を作り上げました。後にアルバムで使われなかった音源が発掘され色々出ているみたいです。このアルバムを象徴するのは1枚目の(Pharaoh'sDance/Bitches Brew)で、中でも1曲目の「Pharaoh's Dance」!ロック化されたリズム/立体化されたリズム隊の織りなすポリリズム!

Musicians:
Miles Davis, trumpet
Wayne Shorter, soprano saxophone
Bennie Maupin, bass clarinet
Chick Corea, electric piano
John McLaughlin, guitar
David Holland, bass
Harvey Brooks, electric bass
Lenny White, drums
Jack DeJohnette, drums
Don Alias, congas
Billy Cobham, drums
Airto Moreira, percussion
Joe Zawinul, electric piano (LP1:1-2, LP2:1,4)
Larry Young, electric piano (LP1:1, LP2:1-3)

LP 1
1. Pharaoh's Dance
2. Bitches Brew
LP 2
1. Spanish Key
2. John McLaughlin
3. Miles Runs the Voodoo Down
4. Sanctuary

[6eye:50年中~60年初期まで使われていたCOLUMBIAのレーベルで赤黒の黒の部分の目が6個あるので6アイと呼ばれました。60年代後半プレスでは赤だけになり目が2個になり2アイと呼ばれています]

 

https://youtu.be/cwcmT_85Gbs

 

Bitches Brew - Wikipedia


Miles Davis - Wikipedia


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