SPEED,GLUE&SHINKI
SPEED,GLUE&SHINKI[71]EVE
[スピード・グルー&シンキ-前夜]
ATLANTIC (FIRST PRESS ORIGINAL)
*[ULTRA RARE/MEGA RARE/Trading At A Higher Price!/It does not come out rarely!/It is Amazing Sound Pressure!]
[MEGA RARE!]
陳信輝は、当時最新の音楽情報の発信地であった横浜が生んだ日本ロック黎明期の伝説的ギタリスト!陳信輝なしでは日本のロックシーンの黎明期を語れない!彼の出発点はルイズルイス加部(G)/竹村栄司(Vo,B)と3人によるThe Yardbirdsのコピーをメインとするバンド(Midnight Express)のドラマーとしてである。このバンドはメンバー・チェンジが激しく、陳は途中でギタリストに転向し、バンド名もBeBesに変えている。陳(G)/竹村(Vo)/柳ジョージ(B)/野木信一(D)のメンバーが揃い、バンド名をPower House(*Eric Clapton/Steve Winwoodが組んでいたバンド名)に改め、69年に(バック・イン・ザ・USSR)でデビューし、アルバム(ブルースの新星~パワー・ハウス登場)を発表する。このアルバムは、Blues Creation(*竹田和夫/布谷文夫etc)などと並び国産Blues Rockの代表作である。Power House解散の後、70年にルイズルイス加部(B-The Golden Cups[*The Golden Cupsの(SUPER LIVE SESSION-スーパー・ライヴ・セッション)-69=所有)に陳信輝/柳譲治、参加(ZEN BLUES-ゼンのブルース)で最高のSUPER SESSIONを繰り広げている]/柳田ヒロ(Key-Apryl Fool)/つのだひろ(D-Jacks )と4人で(Food Brain)を結成。Hard/Psychedelicな傑作アルバム(Social Gathering-晩餐)を残し間もなく解散。その後、71年に柳ジョージ/ルイズルイス加部などをゲストに、彼や当時の横浜のACID(LSD)感覚が溢れるPsychedelic Blues Rockなソロ・アルバム(SINKI CHEN-Shinki Chen&His Friends)[*加部正義/野木信一/柳譲治/ジョン山崎/柳田ヒロが参加]を発表している。ルイズルイス加部(Bass)/Joey Smith(Drums/Vocal)とPsychedelic Hard Rock Band(Speed, Glue&Shinki)を結成し、アルバム(EVE-前夜)でデビュー、72年に2枚組の大作2nd(Speed, Glue&Shinki)を発表するが、間もなく解散している。解散後しばらく(陳信輝グループ)としてセッション活動を続けるが、現在は、音楽シーンから離れてしまっている。陳信輝がFood Brain解散後、ソロ作(Shinki Chen & His Friends)を挟んで結成した。(Speed,Glue&Shinki)のFirst Album[EVE]は、Food Brain[晩餐]と並ぶ日本の初期のロックの名盤!サウンド的には全体にLed Zeppelinと部分的にCream[Wheels of Fire-68/Wheels of Fire-68=所有]の影響を強く感じる。1971年のこの時点まで、Led ZeppelinのアルバムはThird Albumまで発表されていた。陳は十分にこの三枚を聴き込んでいたに違いない。リフを主体にした曲作り/ギターの音色/フレーズなどにJimmy Pageとの相似を感じる。Guitar/Drums/Bassの音の録り方や組み立てなんかもZeppelinを思わせるものがある。ドタバタした感じのDrumsもJohn Bonhamにそっくりだ。陳のDarkなBlues志向は、初期Led Zeppelin(Jimmy Page)のSenseにぴったり合っていた。だからお手本にし、自分のStyleを見つけたという手応えを感じたのだと思う。冒頭の2曲(Mr. Walking Drugstore Man/Big Headed Woman)怒涛の和製Led Zeppelin節炸裂といった感じだ!(Ode To The Bad People)でのGuitar Soloの確信に満ちたプレイなどは、まさに自分のStyleとしての自信を感じさせる、HardでHeavyでDarkなものだ!陳がこれまで関わってきたアルバムにおけるSession的な雰囲気はない。陳が曲作りに関わっているのは全7曲中3曲のみだが、BluesをBaseにしながらも、新しいバンド・サウンドのコンセプトが彼の中で固まってきている感じがある。Blues BaseのHard Rockながらその異様に重たいRhythm/沈み込むような重たいリフが奏でるHeavy Rockは他に類を見たことが/聴いたことがない。暴れ太鼓のようなDrums/縦横無尽に駆け巡るBass/規格外のRhythm Sectionを相手に深く切り込んで来る耳をつんざく鋭い音のGuitar/漂うPsychedelicな成分!この3人組は[*結果的には[Beck,Bogert&Appice(Beck,Bogert&Appice Live=所有)]よりも早かった]海外においてもある種、神格化されている!世界中のHeavy/Psychedelic/Collectorが探し回っている超激レアなオリジナル盤。世界的に見ても最高峰のサウンド!曲作りでは、(Drums/Vocal)のJoey Smithが単独で3曲提供、さらに共作で3曲に関わるなど大活躍している。歌詞(*Mr. Walking Drugstore Man-よう、歩くクスリ屋さんよ...)/(Stoned Out Of My Min-完全にヘリヘロ)etc、[Drug]に関することを歌っている)は全て英語だが、Vocalの(Joey Smith)がEnglish Nativeなので他の(NEW ROCK)のグループで感じるような違和感は無い!続く2作目のアルバム[Speed, Glue & Shinki]は、2枚組ということもあり、Heavy Rock路線は継承されているが、実験的な内容で、SEが効果的に使われたり、ClassicalなCembaloの小品から電子音楽まで、Guitar Playそのものよりも、Guitar がらみのサウンドの実験的な趣向の方がどちらかというと印象に残り、サウンドの試みの幅が広がり過ぎで意欲的ではあるが散漫なアルバムになってしまった。
Mr. Walking Drugstore Man Written-By Joey Smith, Shinki Chen (ミスター・ウォーキング・ドラッグストア・マン)
Big Headed Woman Written-By Joey Smith, Shinki Chen (冷たい女)
Stoned Out Of My Mind Written-By Joey Smith (ストーンド・アウト)
Ode To The Bad People Written-By Joey Smith (悪人へ捧ぐ)
M Glue Written-By Masayoshi Kabe (M グルー)
Keep It Cool Written-By Joey Smith, Masayoshi Kabe, Shinki Chen (キープ・イット・クール)
Someday We'll All Fall Down Written-By Joey Smith (滅亡の日)
Bass Masayoshi "Glue" Kabe (加部正義)
Drums/Vocal Joey "Speed" Smith (JOEY SMITH)
Guitar Shinki Chen (陳信輝)
[Shinki Chen (陳信輝)]
POWER HOUSE[69]-POWER HOUSE
Food Brain[70]-Social Gathering
Shinki Chen & His Friends[71]
Speed, Glue & Shinki[71]-Eve
Speed, Glue & Shinki[72]-Speed, Glue & Shinki
Joey Smith – drums, vocals (1970–1972; died 2019)
Masayoshi Kabe – bass (1970–1972; died 2020)
Shinki Chen – guitar (1970–1972)
Mike Hanopol – bass, vocals (1972)
Studio albums
Eve (1971)
Speed, Glue & Shinki (1972)
Singles
"Mr. Walking Drugstore Man" (1971)
"Run And Hide" (1972)
Live albums
Maahngamyauh (2021)
https://youtu.be/wcAJoMCvYEc
Speed, Glue & Shinki - Wikipedia
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