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2021年7月/なぜ、超ロング丈ギャザースカートはノーストレスなのか?

*2021年7月、Bloggerで公開した記事をnoteに移動した。

2021年7月 H &Mのウィンドウ

2021年7月、H&Mのウィンドウ。目指す夏の理想スタイルだ、とばかりに思わずパチリ。ごく普通のギャザースカート+Tシャツ、どこにも不自然さがない、しかもロックだ!

2021年の夏は、足首がすっぽり隠れるほどのウルトラロング丈スカートを履いている人を、本当によく見かけた。

その内のかなりの人が、ユニクロワッシャーサテンスカートパンツを履いていた。今は2024年の夏、見回しても、ワッシャーサテンスカートパンツを履いている人は見かけない。もう売っていない。

2021年の夏、1990円のセール価格で、大量にラックに掛かっていたユニクロワッシャーサテンスカートパンツを、ワタシも買った。

すると、心の奥底に深か〜く眠っていたわたしの中の「ガーリー」が目覚め、これまで全く視界に入らなかった街のギャザースカート人を目で追う日々が続いた。

近年、ロング丈のギャザーゴムスカートは、よく見かけるから、うん10年ブリブリにギャザースカート履きたい、と目論むようになり、実際に連日履き回し試行錯誤していたのだ。

夏とギャザースカートは、昔から相性も良い。ただ従来のギャザースカートは、膝丈が一般的で、長くても最低限足首は出ていた。

ということは、スカートから露出部分の足をどうするか、という課題が常につきまとう。

今も昔も、足をそのまま出したくない、出せない、スカートは面倒だ、という人は一定数いて、そういう人は、パンツスタイルか、タイツと合わせるか、レギンスとスカート、あるいはジーンズとスカート、という選択肢があるにはある。

しかしスカートを履く上で、足が不自然に見える、見えない、は、大問題だと思う。

膝丈のギャザースカートで考えてみる。この時期、夏場は、素足にスニーカーやサンダルがやはり自然に見える。

そこで足をそのまま出したくないひと、ワタシのことです! の選択肢を想像してみた。

①ストッキング+ギャザースカート

痒くなるから履けない。一番の問題は、夏場のギャザースカート+ストッキングは見るからに暑い、本人も暑い、ということ。

②レギンス+ギャザースカート

コットン中心のレギンスならば、ストッキングより快適だ。平成、令和とだいぶ一般化して、見慣れた感もあるレギンス、夏場以外なら履けそうだ。

夏用の薄手のレギンスもあるみたいだけど、夏のレギンス+スカートは違和感が拭えない。

③レギンスは春先と秋冬のタイツほど一般化は進んでない。つまり完全には人々の視線に馴染んでない。

そこでいよいよ、数年前に大流行したユニクロワッシャーサテンスカートパンツも含む、ウルトラロング丈のギャザーゴムスカートの登場だ。

ポイントは、足がほぼ見えないという点にある。ここまでロング丈だと、より小柄なひとはバランス的にどうだろう、と疑問に残るけれど、ガーリーという観点で有利だと思う。

ロマンチックガーリースタイルは、たぶん小柄な人のほうが相性がよい。ギャザースカートが元々持っているガーリー性は一層活かせるし、ウルトラロング丈のギャザースカートもその特性を損なわない。デカくて老境に近いわたしはため息のみ。

多くのひとが言ってるように、ワッシャーサテンスカートパンツの下半身スッキリ効果は、ウエスト73ヒップ96であるこのワタシも実感した。

足のことを考えないですむから、スニーカーかサンダルを履きとりあえず、Tシャツを着れば、普段着はオーケーという気軽さだ。

しかも下にレギンスを履いても見えないから、冷房対策もできる。Tシャツ+ギャザースカート、真夏のガーリーが誰でも実行できる。流行るのは当然だと思った。

色々な体型の、それぞれの年代の人たちが、思い思いのTシャツとギャザースカートで闊歩しているのは新鮮だ。

とりあえず体型と年のことは忘れて、フワフワギャザースカートを感じる。ギャザースカートとTシャツは夏の定番だから、万人の目に馴染み全世代に受け入れられる。

このことは「着る服」を考える上で、見逃せない要素だ。若いときは未知のスタイルが気になるから、色々試し取捨選択する。

次第に、どんなスタイルが好きか、似合うか、わかってくる。好き、と、似合う、が一致しはじめる。

そこに、世間が見たワタシを俯瞰する視点が加わると、社会と自身の隔たりを埋める力が、服にはある、と気づく。

ユニクロワッシャーサテンスカートパンツをはじめ、マキシ丈のフワフワ系ゴムスカートが、進化を遂げ多くのひとに愛されている、大好きだ、ってことが言いたかっただけなのに、随分脱線してしまった。

進化系ギャザースカートはノーストレス、着ているひとの個性も潰さない、という点に感動さえしている、この頃である。

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