多能工。会社員大工
会社員として4年度目になった4月、中途採用ながらも年上の後輩社員さんも入ってきて、いつもとは新鮮な日々が過ぎていっています。
私自身転職で二つ目の工務店に入社して大工として日々を過ごしていました。面接の段階で多能工となるものを先行投資として、技能向上として大工の仕事がない時は練習をしようという話でした。
やる内容としては左官工事。壁紙。水道工事。
いやいや冗談でしょ??と、
ただ社長はかなり真剣な表情でした。
最近リフォームの現場で床張り替えと、壁紙の張り替えを行う事になりました。
大工としてはお給料を頂ける自信はあったのですが、壁紙貼りはプロから教わる事はなく、ともに多能工をする同僚や上司と練習、実践を重ねて意見交換する程度でした。また最近ではYouTubeなどの動画を見て勉強したくらいです。
会社の見積もりが甘く壁紙に対してはどんなに下地が悪くても張り替えるという方針でいくとのこと、施工する側としては出来る限り自分達がやれることはします。とお伝えしました。
壁紙は難しいもので、施行中はジョイント部分がくっついていたり、前の紙が湿気で浮き上がったりして、乾くまで分からない。というより私の経験上どの地域、築年数、何度壁紙を貼り替えたか等色々な条件を瞬時で見抜かないといけない大変さがあります。
話を戻しまして社長の検査がこの前あり、壁紙が乾いてジョイント部分がかなりの箇所で開いていました。
社長は目の前の結果をかなり怒っていました。
ただ私はこう思ったのです。結果だけが全てなのか、何故こうなったかを議論するべきではないのか?と、、
私は対処法として見積もりの段階でコンパネ下地をしっかりと打ち、クロスの糊がきちんとくっつようにするべきではないか??と
がしかし、社長はこの意見に対して言い訳だと
かなり責められました。
確かに責任を持つのは社長。
仕事を取ってきたのは会社。
その日は補修と清掃を済ませて、なんとか引き渡しまで済ます事ができました。
次の日に謝罪はしたものの、私のモヤモヤは消えていません。
プロとしてお金をいただいてる以上は仕方の無い話でしょうが、多能工2年目をその工事のプロと一緒の結果を求めるのはなかなか酷な話です。今回はかなり貴重な経験をしました。
きっとこのような葛藤がずっと続くのだろうと思うと少しモヤモヤした感情です。笑
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