アバイブーベ ・タイ薬学博物館

バンコクから北東約140キロ、車で1時間半ほどのプラチン・ブリ(県)にある国立総合病院のアバイブーベ 病院 (Chao Phaya Abhaibhubejhr Hospital)、薬学博物館、併設されているスパに行く機会がありました。
タイ国王ラーマ6世のスワッタナー王妃の父、チャオプラヤ・アバイブーベ(1861-1922:第9代プラタボン総督1892-1907年)が、1909年にラーマ5世がプラチン・ブリを訪問した際の宿泊用に迎賓館を建てました。
アバイブーベ(タイ語: อภัยภูเบศร)は、1794年から1907年までのシャム統治時代にカンボジア西部の統治者として活躍したバッタンバンの一部の知事に与えられたタイの貴族の称号で、この迎賓館は、バッタンバンにあった建物と同形に作られたそうです。現在、そこは、薬学博物館になっており、ハーブ製品の販売が行われています。
16世紀から19世紀にかけて、クメール貴族の内紛は、カンボジアより強力な隣国であるベトナムとシャムの両方による定期的な介入と支配につながりました。アンコールワットのあるシェムリアップは、カンボジア北西部の主要都市バッタンバン(プラ・タボン)、シソフォンと共にシャムの統治下にあり、1795年からフランス領インドシナに割譲される1907年まで、内カンボジアと総称されていて、アユタヤ王国の支配下にあり、ナコンサイアム(「サイアムの都市」)として知られていたそうです。
アバイブーベ 病院 (Chao Phaya Abhaibhubejhr Hospital) | タイランド画報 (ThailandGaho)

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