仕事をやめた時の話
前の職場には3年いた。
3年間で異動を何回かしたので、それぞれの部署に所属してた期間はそんなに短く無かった。
人と接すること自体に苦手意識はあまりなかったんだけど
仕事をする仲間たちとのコミュニケーションだったり
つねに誰かから見られてるような感覚、
仕事のスケジュールを調整しづらいところ、
シフト勤務でリズムが整えづらかったこと…
など、色んなことを思ったので退職に踏み切った。
勿体ないよ
もう少し頑張ってみよう
あと1年だけ
色んなこと言われて引き止められたなぁ。
「気づいてあげられなくてごめんね」
なんて言われたけど
嘘だ。
と私は思った。
気づいてて目つぶってましたよね。
辞めてく人、私の前にも沢山いましたよね。
苦しそうに笑ってた同僚のことも、気づいてましたよね。
もっと酷いことになっちゃいますよ、って言った時「それはもう仕方ない」って言ってましたよね。
なんて、内心そんなことを思った。
もちろんそんなこと上司には言わなかったけど。
同僚からは
「辞めるんだね。出所おめでとう。」なんて声をかけられた。
「一足先に失礼します!」って笑って答えたけど
同僚はまだ収監されているようだ。大丈夫かな。
大丈夫だといいな。
仕事をやめて、
今はフリーター。週4、1日6,7時間勤務でゆるく働いてる。
正直ね、すごく気楽。
やな事あっても「バイトだしな」って思えるし
休みもこれまでより多いから連勤も少ない。
以前より通勤時間がのびてしまってることだけがきついけど
ほかはなんとか。
ただな、大学生のころしてたバイトより時給が低いのはさすがに笑ってしまった。まあ、いいんだ。
できることならずっとこのまま生活してたいよ。
気楽に緩く、静かに生きていきたい。