分身

東野圭吾さん、みんな知ってる?
私は小中学生の頃はよく小説を読んでたのだけど
高校上がってからは全く本を読まなくなってしまって、
気づいたら活字がすごく苦手になってた。

でも去年、たまたま東野圭吾さんの本を手にする機会があって、試しに1冊読んでみたら、

もうそこから思い切りハマってしまった。
東野圭吾の沼。
確か先日、100冊を突破されてたよね。
何とかがんばって、やっと30冊を超えたくらい。
しばらく本を全く読んでこなかった私にも
すごく読みやすくて、本当に大好きな作家さんになった。

今、「分身」という本の2週目を読んでる。
北海道、東京という離れた場所で育った2人の女の子が
不思議なことに同じタイミングでそれぞれの出生について調べてみるところから物語は始まる。
各者の視点が交互に章立てになってて、真相に迫るまでのテンポ感がめっちゃ良かった。
刊行が1996年なのかな?
当時の事情が分からないけど、このテーマももしかしたら話題になってたのかもしれないなぁ。

そういう社会情勢を取り入れていくのがすごい上手というか、ホントどんな生活してたらこんな話を思いつくんだろうという内容だった。
読んでてしんどいところはあるけど、ほんと面白かった。
2人の性格は違うけど嗜好が同じところとか、やっぱ運命的なものを感じさせたなぁ。
エンディングの切ないハッピーエンド?だと私は捉えてるんだけど
私の脳内に広がる情景は寂しくも美しい世界だった。
今後どんな物語が待ってるんだろうな。
東野さんの作品、なんか続きが気になるというか
終わりを綺麗にさせないものも結構あるような気がする。
色々想像しちゃうよなぁ。
今後主人公たちは、そして周囲の人たちはどうなってくんだろうな?
「分身」については、特にその後のエピソードが知りたくなる感じだったなぁ。

映像化されてるのかなぁ。
映画とかあれば見てみたいな。

面白かった。
まだ買うだけで読めてないものもあるのでこれからが楽しみ。

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