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野蛮な日記 12/18
一時間半残業した後、退勤ボタンを押し、急ぎ足で会社を出た。帰宅の途中に、セブンイレブンがあったので、ナナチキのような辛いフライドチキンを歩きながら食べた。駅のホームについたときには食べ終えており、電車の中でスマホを触った後、本を読んでいた。
最近は、池田晶子さんの「あたりまえなことばかり」と西林克彦さんの「わかったつもり~読解力がつかない本当の原因」を読んでいる。どちらの本も自分の視野の狭さや思い込みを痛感させられる本たちで、自分の生死とはどういものなのかを考えさせられるし、自分は仕事を「わかったつもり」で仕事をしていることを思い知らされている。自分は本当に知らないことや見えていない世界があり、それをわかったていると感じていながらも実はわかっていないのだ。でも、それが好奇心を駆り立ててくれていることで、今を生きていることを実感させられる。
あたりまえなことばかり | 池田 晶子 |本 | 通販 | Amazon
わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書) | 西林 克彦 |本 | 通販 | Amazon
この3週間は、風邪をひいていまい、寝込むことが多くあった、3週間前に38.5度の熱が4日間続いた後、咳が止まらず。翌週の2日間は大きな病院に行って検査を受けたりもした。しかし、異常はなかった。その翌日、ゴホゴホと咳をしながら仕事に向かっていると、急に肋骨らへんに激痛が走った。その痛みを抑えるため、一度立ち止まり、激痛を手で押さえ込んだ。しかし、その痛みが消えていったので、その手を肋骨から離し、再び会社に向かって歩きだした。会社に着いて仕事をしていると、会社の上司に、「顔緑色やで!」と不安そうな顔で言われるほど顔色が悪かった。現在は咳は少ないし、肋骨の痛みもなくなった。クリニックの先生には、「君は風邪が長引くタイプやな!」笑顔で言われた。そんなこと笑顔で言わないでよ…と心の中で嘆きながら、笑顔で反応して、診察の内容を聞いていた。しかし、今は咳ではなく、あくびをすると肋骨に痛みが走る。なぜ、あくびをすると肋骨がいたくなるのか不思議でたまらないのだが、生きているので何とかなるだろうという謎の精神論で何とか生きている。
こんな精神が出てきたのは、自分の殻を破れることが多くなってきたからだと思う。去年までの4年間は泥のような生活が続いていた。入社してすぐの時は、やる気に満ちていた。公務員だったこともあり、勝ち組であるという浅はかな考えのもと、希望に満ちて仕事をしていた。しかし、自分で考えて仕事をすることが少ないので、技術力がなく、「わかったつもり」で仕事をすることが多くなった。さらに、議員や上司の理不尽な言動に耐えることも多くあった。その上司が昇進することに歯痒い気持ちになりながらも泥の中にいるように職場に居座っていいた。しかし、それが耐えれなってしまい退職をした。いや、いずれかは退職することは決まっていたが辞めることが不安で仕方がなかっただけだったかもしれない。その後、1年間引きこもり、仕事を探しながらアルバイトをして、今の職場にいる。もちろん、今の職場には不安があるのは間違いない。しかし、ユーモアの溢れる人達がいることや仕事に好奇心をもって仕事をできていることが今の職場を続けられているのだと思う。そう感じるとtacicaさんの「aranami」という曲が今の自分を表していいるとふと思うようになっている。
tacica 『aranami』MUSIC VIDEO (先行配信中 TVアニメ『波よ聞いてくれ』OPテーマ)
3週間前に好きなバンドであったペトロ―ルズの河村俊秀が急死した。このバンドは僕にとって音楽の面白さを知るきっかけとなったバンドだった。いずれかは、3人の姿をライブで観たいと思っていたが、それが叶えられなくなった。それから現在、その人の哀悼の気持ちがあるが、普通に仕事をしている。その時もそうだが、大切な人を亡くしても、いずれかは普通に仕事をできるようになったのは大人になった証拠なのだと実感する。
結局、挫折したときや、大切な人を亡くしたときは時間が解決していくれるのだ、時間がかかることもあるし、意外とすぐに解決することもある。だけど、いずれかは何とかなり、自分の後悔や不安から殻を破れることを信じることしか、生きることができないのだと感じる。また、挫折することがあるのかもしれない。それでも、無理やりでも希望をもって生きていくしかない。