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禁煙 ではなく 減煙


3月31日までに煙草やめなさいよ

彼氏のままが言ってた。
1日2箱吸う彼氏は頭を抱えてた。

あなたがやめるなら、私も煙草をやめるよと私は彼に言った。

でも、煙草はやめられる気がしない。
やめようとは思ってるんだよ。彼氏も私も煙草をやめられるように今週に入ってから、煙草の本数を減らしている。減らしていても、一日一箱なんだけどさ。
鬼の金欠だし、多分やめようと意気込んで実行に移しているのも私だけなんだけど。

私は煙草を吸ってる時間が好き。
何も考えなくていい。ニコチンが私の脳を支配して、頭がぼーっとして、嫌なことなんてひとつも脳に浮かばない。たまに浮かぶけど、また主流煙を肺に入れれば自然と頭から消える。
快楽だけが、私の身を包んでくれる。

煙草をやめる理由なんて私にはない。
百害あって一利なしと言うけど、私はそうは思わない。時間を潰せるし吸ってるときは嫌なことなんて脳内からなくなるし、四六時中モノを考えて鬱に入る私からしたら煙草は逃げ道なのである。

あーでも、月3万も煙草に消えるのはしんどいかな。でも、煙草を抗うつ剤と考えれば安いもの。
まあ精神科に二週間に一度通って、睡眠薬を貰っているから結局のところは変わらないと思うんだけど。

私が誰に健康に悪い、煙草をやめろと言われても何も響かない。長生きしたいわけでもないし。
私が煙草をやめるとしたら、子どもができた時ぐらい。
でも私は子どもはいらない。作らない。愛する彼氏との子どもができてしまっても、確実に堕ろすと思う。だって、育てられる気がしないんだもん。また私みたいな、どうしようもない救えない、経済的には何不自由ない生活をさせられると思うけど、でも本人の精神は良い方向には向かないと思う。
私は私の母親のように、世間でいう毒親になってしまうと思う。
子育てって難しいよね。

いつか煙草をほんとうにやめれるときが来るのかな。やめたとして、今まで煙草に費やしてた時間はなにに使えばいいんだろう。
仮に3月31日までにやめれたとして、また半年後には吸ってそうだ。
でも、彼氏がほんとうにやめたなら私は喫煙欲を我慢できると思う。

わたしはこの人に一生を捧げたいと思っているから。

彼氏が私に言った。
人を本気で好きにはならないって決めてたのに、お前のことを本気で好きになってしまった。

わたしもそうだよ。

一生俺の横にいてね。

あなたの横に一生いられるなら、わたしは煙草をやめるよ。あなたは、わたしの心の中の煙草という概念の代わりになれると思う。

でも、煙草をやめてあなたが私の煙草の代わりになったらすごく依存しちゃいそうで怖いな。

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