鳩、第二弾。
前々回、休日の朝に鳩の鳴き声で起こされてしまったという話を書いた。
正直あまりビュー数も伸びずに終わってしまったnoteだったが(スキを押していただいた方、有難うございます!)性懲りも無くその第二弾を書こうと思う。
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まるで壊れた洗濯機のような、犬が吠えているような、およそ鳩らしからぬ鳴き声をご近所中に響き渡らせていた鳩であったが、私にはその姿を見る事は出来なかった。(夫はベランダ掃除中に手すりにとまった鳩と目が合ってビビっていた)
だがしかし!今日、その張本人(鳥?)と思われる鳩を発見したのだ。
その画像がこちら。
これはマンションの渡り廊下で撮った写真であるが、私が玄関のドアを開けた時すでに目の前の手すりにとまっていた、つがいの鳩。
人間がすぐ近くに現れても、ドアがバタンと閉まる音がしても全く動じる様子はなく飛び立つ気配もない。まるで「あ、気にしないでください。オレら適当にくつろいでるだけだから」と言っているかの様に悠然としている。
うむ、このふてぶてさ。今回は残念ながら(?)鳴き声を聞く事は出来なかったが、2羽で鳴いていたから大音量だったのか、それともどちらかがデカい声なのか分からないが、おそらくあの時のクックルーはこの鳩だろうと私は確信した。
この2羽にはなんとなく他の鳩とは格が違う、ボスと姐さん的な雰囲気が漂っている。
平和の象徴とは若干イメージが合わないが、鳩にだって「ハトバス」ならぬ「鳩ボス」がいてもいいのではないだろうか。
そういえば、たまにベランダに鳩が来ると去年亡くなった我が家の猫が大興奮してたなぁ。その時「たとえ家猫でもやっぱり野生の本能は失われないんだな」なんて思ったっけ。
おっとまだ私、時折りこんな風にあの子の事思い出してしまうんだよな。
まあとにかく鳩よ、人間界も生きていくのは大変だけど、たぶん鳥界も結構大変だと思うからこれからも強くたくましく生きていってくれ。(鳴く時間帯だけはちょっと考えてくれると有り難いけど)
その後も鳩ボス達は傍に突っ立っている妙な人間にチラリと視線を送りながらも飛び立つ気配はなく、羽を繕ったり辺りをキョロキョロと眺めたりしながら自分達の時間を満喫していた。
これ以上楽しそうな彼らの邪魔をしてはいけない。
そう思った私は、そっとその場を離れた。