【キッチンこぼれ話】フィリピンの「バナナ春巻き」を食す。
私の職場には、外国の方が多く働いている。
国籍はフィリピン、ミャンマー、ベトナム、モンゴルなどなど様々で、みなさん総じて手先が器用で仕事が速い。
そして不器用な日本人(私)にも、嫌な顔をせず色々親切に教えてくれる。
本当に有難い。
そんな外国籍の方の一人、フィリピン人のマイカさんからフィリピンの料理用バナナで作った「バナナ春巻き」をいただいた。
その前に料理用バナナを茹でたもの(これも珍しくてビックリ)をいただいた事があって、それが割と美味しくて、その事をマイカさんに伝えたら今度は春巻きを作って来てくれたのです。(嬉しい!)
ちなみに「茹でバナナ」の味は、ちょっと酸味のあるさつまいもって感じで、めちゃくちゃ美味しい!というわけじゃないけれど、クセになりそうな美味しさで私は好きな味でした。
マイカさんから「春巻きは休憩室の冷蔵庫(の冷凍室)の中にあるよ〜。白いビニール袋に入ってるからね〜」という事だったので、仕事終わりに冷凍室からビニール袋を持ち帰る。
家で中を開けてみると、バナナ春巻きがジップロックに綺麗に並んで入っていた。
おお〜これがバナナ春巻きかぁ。
見た目は、冷凍の中華春巻きそのものだなぁ。
でもちょっと待てよ、これどうやって食べるんだ…?
肝心な事を聞くのを忘れていた。
というわけで、翌日改めてマイカさんに食べ方を教えてもらいました。
「フィリピンでは油で揚げて、アイスクリームを添えてシナモンパウダーをかけて食べたりするよ」との事。
そ、そうか!バナナ春巻きはスイーツなんだ!
聞いて良かった…うっかり醤油をかけて食べるところだった…(汗)
さらにマイカさんが言うには、フィリピンでは揚げ油にも砂糖を入れて超甘々にするとの事。
「でもワタシは甘過ぎるのは嫌だから、やらないけどね〜」とも言っていた。
なるほど、フィリピン人だからって全員激甘が好きとは限らないもんね。
で、バナナ春巻きがスイーツだと知った私は自宅で食べる時、油で揚げずに多めのバターで焼いてみる事にした。(邪道?)
こんがり焼き上がったバナナ春巻きに、この日の為に買ったバニラアイスとシナモンパウダーをトッピング。
バターで揚げ焼きにしたバナナ春巻きは、外の皮はパリパリ、中のバナナはトロリと濃厚で、あとバナナの他に甘酸っぱいジャックフルーツ(ドライマンゴーみたいな感じ)が挟まれていて、それがいいアクセントになって本当に美味しかった。
熱々の春巻きに、冷たいアイスとシナモンの風味がプラスされた美味しさは言わずもがな。
大満足のスイーツだった。
ちなみにフィリピンの料理用バナナは我が家の近くのスーパーで売られているらしく、マイカさん曰く、
「でもフィリピン人がみんな買うから早い者勝ちだよ〜」
なのだそうだ。
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