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ボンドガール

ボンドガール(欧字名:Bond Girl、2021年1月19日 - )は、日本の競走馬。



デビュー前

2021年1月19日、ノーザンファームにて出生。母コーステッドはアメリカの競走馬で、重賞勝利こそないものの、2016年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフで2着に入着している。

2017年秋のキーンランド・ミックスセールにてノーザンファーム代表の吉田勝己が130万ドルで落札、日本に輸入された。

2歳上の半兄に共同通信杯勝ち馬のダノンベルーガ(父ハーツクライ)がいる。

2022年セレクトセール1歳馬セッションに上場されると、藤田晋に2億1000万円で落札された。



2歳(2023年)

6月4日の牝馬限定2歳新馬戦にダミアン・レーン鞍上でデビューした。

2番人気に推されたレースでは、直線で上がり最速33秒0の脚を使い1番人気チェルヴィニアを3/4馬身かわして勝利した。

なお2着のチェルヴィニアは後に優駿牝馬、秋華賞の牝馬二冠を制したほか、3着のコラソンビートはダリア賞、京王杯2歳ステークスを勝利、6着のキャットファイトは中山芝1600mの2歳レコードを更新し、アネモネステークスを勝利していることから、「伝説の新馬戦」とも呼ばれている。

続く2戦目は、鞍上に川田将雅を迎えて10月7日のサウジアラビアロイヤルカップに出走した。

単勝1.4倍と断然の支持を集めたものの、スタートで出負けし、後方からの競馬を強いられゴンバデカーブースから2馬身遅れの2着でゴールインした。

次走は12月10日の阪神ジュベナイルフィリーズを予定していたが、12月5日に放馬した際に右前肢を打撲したため回避し、休養した。



3歳(2024年)

休養明け初戦は4月7日の桜花賞を予定していたが、2/3抽選で除外されてしまったため、同週の4月6日に行われたニュージーランドトロフィーに鞍上に武豊を迎えて出走した。

1番人気の同馬は、道中は好スタートからハナにでも行けそうなところを抑え好位のインに徹し、直線は内から盛り返すようなしぶとい末脚を発揮したが、ゴール直前で外からやってきたエコロブルームに差され、2着となった。

NHKマイルカップへの優先出走権を確保したため、2戦目はGI初挑戦となる5月5日のHNKマイルカップに出走した。

3番人気に指名された同馬は道中好位3番手から内を狙ったが、直線半ばでマスクオールウィンとアスコリピチェーノの内側斜行のあおりを受け後退し、17着に沈んだ。

3戦目は、古馬混合戦初挑戦となる7月28日のクイーンステークスに出走した。鞍上の武豊も11年ぶりの騎乗となる51kgの軽斤量を与えられ、2番人気の支持を集めた。

道中は好スタートを切るも控えて後方4番手を追走し、直線では馬群を縫うようにして伸びたが、同じく3歳馬のコガネノソラにアタマ差届かずの2着となった。

4戦目は、9月7日の紫苑ステークスに出走した。馬体重はマイナス10キロであったが、重賞で2着3回の実績が評価されて、単勝3.0倍の1番人気に推された。

道中はスタートでやや後手に回ると後方3番手に位置取り、直線ではメンバー最速タイとなる上がり33秒0の末脚を繰り出したものの、直線でややスムーズさを欠いたことに加えてレコード決着となった開幕週の馬場だったため、クリスマスパレードから0.2秒差の3着に終わった。

5戦目は、10月13日の秋華賞に出走した。マイルレース中心の戦績から来る距離不安と、最終追い切りが悪かったため5番人気であったが、道中後方2番手に位置取り、直線では外に持ち出してメンバー最速の上り34秒1の末脚を繰り出し、チェルヴィニアから1馬身3/4差の2着に入った。

桜花賞馬ステレンボッシュには半馬身差をつけて先着した。


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BarracudaKing
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