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親子登山


 梅雨前線も今の所県内には大きな被害はありませんが、関西九州地方には大きな被害が発生しており、私達も他人事とは思えない心配をしております。
 稲の生育も田植え後7月の半ばになり一段と青みを帯び株間の隙間もなくなるほどの分けつが進んで、現状は順調に経過していると思っています。
 西方遠方に大仙市大曲のシンボル大平山を眺め、広々とした田んぼの向こうに秋田新幹線白とピンクの車線の流れ、好天であればのどかな気持ちの落ち着くやすらぎさえ感じるひと時だなあと見回りの折り感じています。


 先月27日(木)八幡平方面に高山植物見学に娘を伴い、八幡平頂上駐車場を過ぎ岩手県側に20分程下った所のバス停の黒谷地登山口駐車場から8時30分登り出す。娘は今年初めての山行きで楽しさであふれている。歩き出して立派な幅のある2列の木道、去年までの朽ちた木道では私のストックを頼りにする者には危険を感じていたのです。安心しながら歩き出し、高山植物はありました。イワカガミ、ゴゼンタチバナ、ニッコウキスゲも所々にあってそれに天気も晴れ、登山客も平日の割には多くいて、多分高山植物を目当てにしているだろうと思われる一眼レフを吊り下げている登山者もいます。

 

まもなく「熊の泉」地下湧き水の水場だ。娘はスマホで何枚か撮って、黒谷地湿原展望台だ。ここは周囲の広い湿原を眺められ木製の椅子もあって休憩、食事には最適である。私達も一寸休んで次の目標地源田森に向かう。登山道脇にはイワカガミの群落に出会う。登山道は石ころ、木道の階段で後方前方だけで展望は望めず、源田森まで優しい登りを進むだけ。源田森頂上が間近か人々の歓声が聞こえる。頂上着10時35分。所要2時間、ガイドのコースタイム1時間の倍だ。

 先着5~6人の源田森(1,595m)、今日の目的地だ。ゆっくり休憩、食事もオニギリ、バナナ、熱いコーヒー等と360度の展望を楽しむ。東に岩手山がどっしりと、右手前畚岳(モッコダケ)から駒ケ岳、西に森吉、手前に八幡沼が大きく望まれる。源田森からの木道が草原に見え隠れしながら長く伸びている。11時10分下山、黒谷地分岐着12時28分。展望台で熱いコーヒーとお菓子でゆっくりし、登山口目指して下山。途中の植物に別れを告げながら駐車場に到着1時18分。
 今日は晴天に恵まれ、高山植物にも多く対面出来、楽しい山行だったと思う。まだ時間が早いので新玉川温泉で一風呂浴びてゆっくり帰ることにする。
 親子登山、思いの外楽しかった。

                            柳田 武男 83歳


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