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私達の幸せ

 今1月26日(日)朝うっすらと雪が玄関外に積もっているのを眺めて安心するのですが、連日雪より雨が多い感じで家の周りの雪の量も一段と少なくなった気がします。このまま2月に入って暖かい日が続き3月を迎えるのだろうか。私の心配が少しずつ高まってくるのですが、何と言っても自然が決めることなので見守るしかないと、晴れた空を眺めているのです。


 私が中学の頃、友と二人で大仙市内の大平山(388m)に数回登ったのが山に親しむ始まりではと思っていて、その思いは大切にしている。中学を卒業したころ、集落の仲間5人で駒ケ岳から乳頭山への縦走も経験していて、その後田沢湖生保内から玉川温泉経由で八幡平頂上を踏んだこともあります。家は農家ですので農閑期のお盆休み、一週間から10日前後に集中して県外の山々に出掛けるようになったのです。昭和45年から平成26年頃まで40年余りになりますが北海道は4回、東北は山渓ガイド東北の山々の山岳誌の山は全部、群馬、新潟富山、栃木、長野、山梨それに岐阜、静岡までの主峰な山々の他3,000mを超える国内主峰21座すべて駆け登ることが出来ました。北アルプス富山県薬師岳(2,926m)に5泊6日の日程で平成30年7月4日に登って、県外、遠くの山への挑戦は終わりにしたのです。微妙な体力の低下と長距離運転の危険等が主な理由ですが、これを境に秋田とその近隣の山登りは続けながら娘、孫とも連れ立って登るようになったのです。残雪の残る登山道を進みながら展望が開けて木製のベンチのある休憩所、傍らに高山植物チングルマ等が咲いていて熱いコーヒーを飲みながらゆったりとした気分で過ごすこの時間。私は一番の幸せだと思うようになったのです。娘と二人、孫と二人と、それぞれ会話をしながらの幸せ、体力の続く限り連れ立ってトレッキングを実行したいと思っています。
                                              柳田 武男 84歳


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