栗駒山に行って来ました
関東方面梅雨真っ盛り、東北秋田の晴れを待って7月12日(金)栗駒山(1,625m)に向かって朝7時42分須川温泉駐車場を出発。温泉前大駐車場には今日平日の朝でも20台ほどある。温泉と栗駒山の人気の程が分かる。ストック両手に石畳を歩き出す。温泉からの登山道と合流し蒸し風呂小屋を通過、コンクリート階段の緩い坂を進んで所々で硫黄の吹き出す岩のゴロゴロの周囲が開けた所に出る。緩やかな樹林帯の登山道、ウラジオヨウラクの淡いピンクが可愛い。足元に注意しながら一寸した登りを終え、名残ケ原だ。2列の木道が長く伸び、広大な湿原地帯だ。訪れた時期により色々な花々と対面できる。今回も木道脇に黄色一色のキンコウカと対面。他にイワイチョウも見られる。時折り追い越す人もいて「コンニチワ」と言って先を促す。2列の木道を進んで直進と右への分岐に大きな案内板と対面、今日の最初の目的、須川湖までも有毒ガス噴煙で通行止めになっている。この先自然観察路の分岐まで行ってみようと思い20分程の登りを進んで分岐に着く。やっぱり鉄パイプで頑丈に通行止めになっている。そこを突破していく勇気は今の私には無い。栗駒山へは左の沢へ下り徒渉しなければならず今日の栗駒山への挑戦は断念。特に徒渉、ここはセッタ沢という幅7m程の沢で、飛び石を超えなければならず今まで数回通っているので今日はやめにし、再び案内板まで引き返し、賽のケ原方面を辿ることにする。またも2列の木道を渡り終え、樹木の登山道も終わり、周囲は開けて左右の岩々がそびえ立つ全くの別世界。荒涼とした山岳地帯だ。緑地にはハクサンシャクナゲが咲いている。せせらぎの登山道脇で食事だ、9時50分。熱いコーヒー、オニギリ、バナナ、お菓子を食べながら昨年残雪が所々にある頃にはイワカガミ、湿地にはミズバショウ等一杯咲いていたのであるが、今日は大概終わったあとなので残念だと一寸思いながら駐車場着10時50分。妻に電話し、まだ早いので栗駒山荘で一風呂浴びて、途中一眠りしゆっくり帰ることにする。
柳田 武男 83歳
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