【2023・宝塚記念予想】ラップ分析と血統分析を中心に
初めての投稿ですが、日曜日の宝塚記念まで時間がないので、宝塚記念のレース予想をしていきます。
競馬歴1年未満の私にとって、初めての宝塚記念であるため、レースの超基本情報であるコース形態から入っていきます。
①コース形態
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宝塚記念は阪神競馬場・芝・2200m・内回りコースで行われます。
正面スタンド前の直線右端、外回りの4角付近からのスタートです。スタート直後下り坂があり、1コーナーまでの距離は525mとなっています。3~4コーナーのカーブは内回りにしては緩やかで、最後の直線は356.5m、残り200m~80mの間に高低差1.8mの急坂があるというコースになっています。
それでは宝塚記念のレース予想に入っていきます。
今回は②ペース分析と③血統分析に絞って予想をレース予想を行っていきたいと思います。
②ペース分析
近10年の宝塚記念のラップタイムについて分析していきます。
1Fごとの平均ラップは12.5-11.1-11.5-12.6-12.3-12.2-12.1-11.9-11.8-11.9-12.3となっています。また、前半後半3Fずつの平均タイムは前半35.05、後半36.0となっており、前半後半5Fずつの平均タイムは前半後半ともに60.0となっています。
平均的な展開としては、【スタート直後の下り坂を生かして、隊列が決まるまでは速い展開となり、道中でいったんペースが落ち着くものの、4F目以降から急坂のあるラスト1F付近までは加速ラップとなる】ことが読み取れるかと思います。
よって、平均的なレースであれば、最後の直線での斬れる脚よりかは、道中からの持続力が求められるレースであると言えます。
③血統分析
続いて、血統分析を行っていきます。
宝塚記念が行われる芝2200mはクラシックレースやジャパンカップなど現代日本競馬を象徴するようなレースと比較すると日本での主流血統が走りづらいレースであると言われています。
実際に、2018年にはサトノダイヤモンド(1番人気3.9倍・6着)、2017年にはキタサンブラック(1番人気1.4倍・9着)と日本の主流血統であるサンデーサイレンス系(ディープ系)を持つ1番人気の馬が人気を裏切るケースが多いようです。
では、実際に宝塚記念で馬券内に入った馬はどのような血統背景を持つ馬なのでしょうか。近5年の3着以内の馬の血統を分析していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1687416570271-p1yj7FVljT.png?width=1200)
黄緑色の背景で示したのが現在の日本の主流血統であるサンデーサイレンス系を父又は母父に持つ馬です。データのサンプル数が非常に少ないですが、SS系で馬券内に来たのは15頭中の7頭です。これだけだと十分多いように感じますが、主流血統が強いとされる日本ダービー(東京芝2400m)の場合、同じく2018年~2022年のデータで15頭中15頭がSS系を父又は母父に持っています。ジャパンカップ(東京芝2400m)の場合も2018~2022年のデータで15頭中13頭がSS系の血を持っています。
このことからも宝塚記念では、サンデーサイレンス系の血を持たない馬が優勢になりやすいと言えそうです。また、サンデーサイレンス系を持つ場合には牝馬が良いと言え、2021年のレイパパレ、2019年のリスグラシュー、2017年のミッキークイーン、2016年のマリアテライト、2015年にはデニムアンドルビー、ショウナンパンドラの2頭が馬券内に入っています。
ただし、サンデーサイレンス系を持たない馬が狙えるとはいえ、2013・2014年を連覇したゴールドシップや2012年勝ち馬のオルフェーヴルなどサンデー系で順当に勝ちを手にした場合も多いため、歴史に名を残すような名馬にはあまり関係がないとも言えてしまうかもしれません。
宝塚記念で狙える血統
宝塚記念で狙える血統を紹介します。
①父・ステイゴールド
直前でサンデー系を下げたばかりでこれを書くのはいかがなものかと思いますが、サンデー系の中なら、ステイゴールド産駒の好走率が高くなっています。
②キングカメハメハを持つ産駒
好走例:ミッキーロケット、ドゥラメンテ、ラブリーデイ、ルーラーシップ
③父SS系×母父マイナー系
マイナー系=ノーザンダンサー系、ミスプロ系、ナスルーラ系以外の系統
④ノーザンダンサーのインブリード
⑤ノーザンファーム生産馬
⑥ ⑤かつ母母父ナスルーラ系
結論
ここまで宝塚記念のコース形態、ペース分析、血統分析を行ってきました。
この投稿をまとめると、
ペースについては、平均的な展開としては、【スタート直後の下り坂を生かして、隊列が決まるまでは速い展開となり、道中でいったんペースが落ち着くものの、4F目以降から急坂のあるラスト1F付近までは加速ラップとなる】
血統については、サンデーサイレンス系を持たない馬が狙い目。ただし、サンデーサイレンス系を持つ牝馬は狙える。
(*名馬ならサンデー系云々は関係ない??)
今回はラップと血統に基づいて宝塚記念の分析を行っていきました。
今後も自分が気になる(好きな)考え方で分析を行って、競馬について造形を深められればと思います。