
#10 ”ストーリーにのせるということ”
最近、何かの価値観を子どもに伝えたい時、”ストーリーにのせて語る”ということの意味をなんとなく感じます。
価値観を価値観のまま渡しても、伝わらない入らない、ということで。
価値観に関しては、論理だけでなく、ストーリーとりわけ自分ごとのストーリーに感じるようなものにのせて”語る”ことで入るような感覚があります。
価値観をストーリー化して伝える時に必要なことが2つあるんじゃないかなって思います。
① 日常の具体的な場面•出来事を具体的なまま見ないで価値観と紐づけて抽象化して整理すること【ボトムアップ•具体の集積】
②伝えたい価値観が現れた場面で、価値観からストーリーを構成すること【トップダウン•抽象を入れた具体の創作】
①ができると、②ができるようになるんじゃないかなぁって思うんですよね。
”語り”ってのは、物語ですよね。ナラトロジー。ストーリー。
だから、作家さんとかって、価値観を物語に込めることができますよね。物語の創作って、文の羅列じゃないですもんね。中身がありますもんね。
価値観の排出、それが物語とか小説なのかなぁって。
芸術の世界とかもそうなのかもしれないですけど。
目の前の”具体的な出来事”を”具体的なまま”ストックするのではなくて、
”抽象化して価値観につなげる”
感覚的なことを言葉に残しておきます。