母ちゃんだって創作したい!わが子2人がお先にクリエイター①
これは、わが子が二人とも、クリエーター(ガチの)になってしまった、万年素人小説家のおしゃべりです。
私は元シングルマザー。離婚騒動の最中に応募した某大手純文学新人賞の最後の10人に残ったのは、もう20年ほども昔。
専業主婦から、インチキ編集者に早変わりした私は紺のパンツスーツ姿で自分の名前の載った予選通過号を震えながら読んでいた。
ああ、専業主婦だったら……!
半年前の私だったら……!ガンガン書けるのに!
だがすでに、私は社畜になっていた。実家に寄生して、小学生と幼稚園児の子育てを両親の力を借りながら、深夜、というより朝まで雑誌の編集をしていた。
取材先からも、そして実の親からも、子供がいるのに遊んでるみたいな、楽しい仕事をしちゃってさ!みたいな扱いを受けたが、
違う!
違うんだ!
まじで、そういう仕事しかなかったのです。下手に、昔に東京で編集職をしていた経歴があると、事務系の面接では、
「うちはクリエイティブな仕事はやりませんよ」
「華やかな経歴で(ほんとは大したことはない)、まわりの人間がひくので、ちょっと……」
と、すべて門前払い。
結局、やりがい搾取の、半端なクリエイティブ職しかなかった。当時の私のあこがれは、
「ああ事務職になりたい」
「17時に帰りたい」
「ご飯作って、子供寝かせて、小説を書いたらちゃんと寝たい」でした。(続く)
(写真:お花、ガーベラ、 バラ など)
#自己紹介 #2足のわらじ #背中を見て育つ
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